オーストリアの基本情報:入国/電圧/通貨/電話/郵便/
オーストリアを旅行するにあたり、知っておきたい入国に関すること、電圧、電流、電話/緊急電話、郵便などの基本情報をお知らせします。
パスポート、ビザ
オーストリアはEU加盟国で、観光旅行者の入国手続きはいたって簡単です。ドイツなどシェンゲン加盟国との国境では、パスポート・コントロールはありません。
パスポートの残存期間は、オーストリア(シェンゲン加盟国)出国時3ヶ月以上で、パスポートは過去10年以内に発行されたものでなくてはなりません。日本人の観光旅行者は6ヶ月以内の滞在ならばビザは不要です。
観光以外の目的で滞在される場合のビザ等に関する情報は、以下でご入手ください。
在日オーストリア共和国大使館
106−0046 東京都港区元麻布1丁目1‐20
Tel: 03-3451-8281
Fax: 03-3451-8282
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入国の際の関税
日本の旅行者が自分で使用するため、または同じ世帯に住む人向けの物品は免税でオーストリアに持ち込むことができます。
以下の物品に関しては個人使用、もしくは贈り物として免税で持ち込める量が決まっています。
紙巻きタバコ200本または葉巻き50本、あるいはシガレロ100本かパイプタバコ250グラム、もしくはこれらをしかるべき割合で合わせたのもの。「加熱式たばこ」(たばこスティック)は、「その他の商品」の免税制限が適用されます。
香水50グラムとオー・ド・トワレ0.25リットル。
日本酒または果実酒、あるいは22度以内の酒類2リットル、または22度を超える酒類は1リットル。または、シャンペン、セクトなどの発砲ワイン2リットル、そして、ワイン4リットル、ビール16リットル。ただしこれらの品物は、旅行者が17才以上の場合に限られます。
旅行中に必要な医者が処方した自分用の薬は申告する必要はありません。注意)海外で購入した医薬品の輸入は、1人あたり3個(小売業者)のパッケージまでしか許可されていません。
陸路でオーストリアに入国をする場合、EU諸国からとそうでない国からの場合では免税になる持ち込み量が違いますのでご注意ください。非営利の輸入品である場合、合計価格が430ユーロまでは免税です。(15歳未満は150ユーロまで)
この金額の範囲内で、加熱式たばこはスティックなら800本、その他の形状では250gまで免税です。それ以上の場合は個人使用であるという証明が必要です。
1万ユーロ以上の現金を携帯して出入国する場合は税関に届け出が必要です。
陸路でオーストリアに入国をする場合、EU諸国からとそうでない国からの場合では免税になる持ち込み量が違いますのでご注意ください。
電圧、電流
電圧230V、交流、周波数は50Hz。 電器のプラグの形状は2本の丸型のピンが出ているC、Fタイプが一般的です。
通貨、外貨両替
欧州連合(EU)に加盟するオーストリアでは、共通の単一通貨「ユーロ」が流通しています。
ユーロ紙幣:5、10、20、50、100、200、500ユーロの計7種類。
表裏とも12ヶ国共通 デザインで、すべてオーストリア人ロベルト・カリーナ氏が考案しました。
ユーロコイン:表面は加盟12ヶ国共通デザイン、裏面はそれぞれ加盟国の独自モチー フになります。
オーストリアのユーロコインのモチーフ:
2ユーロ=ベルタ・フォン・スットナー(ノーベル平和賞受賞者)
1ユーロ=モー ツァルト
50セント=ウィーン分離派会館
20セント=ベルヴェデーレ宮殿
10セント =シュテファン大聖堂
5セント=アルペンプリムラ(花)
2セント=エーデルワイス
1セント=リンドウ
銀行の業務時間(地方により異なります):
ウィーンの場合:月〜金曜8時〜12時30分、13時30分〜15時。木曜は17時30分まで。
クレジットカードはどの店でも使用できますが、クリスマスマーケットやイースターマーケットなどでは現金がお勧めです。また、 公共トイレなどではコイン(50セントが多い)が必要です。
電話
オーストリアの国際国番号 43
州都の市外局番:(国番号から掛けるときは市外局番の0は取ります。)
・ウィーン 01
・ザルツブルク 0662
・リンツ 0732
・インスブルック 0512
・グラーツ 0316
・クラーゲンフルト 0463
・アイゼンシュタット 02682
・サンクトペルテン 02742
・ブレゲンツ 05574
役立つ電話番号
消防:122
警察:133
救急:144(オーストリアでは救急車は有料ですのでご注意ください。)
救急医:141
ÖAMTCロードサービス:120
ARBÖロードサービス:123
在オーストリア日本大使館
Japanische Botschaft
Hessgasse 6, A-1010 Wien
Tel. 53192, Fax 532 0590
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郵便料金体系
料金の種類:
"Priority" (プライオリティー/早便、または航空便)。ここではPと略します。
"Economy" (エコノミー/普通便)。ここではEと略します。
記載されている通貨単位はユーロ。
国の分け方:
封書はオーストリア国内、ヨーロッパ内"Europe" 、それ以外の外国"World"(日本含む)の3種類の料金体系。
小包はオーストリア国内、EU(地域1),地域2~5に分かれた料金体系。日本は地域4。
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国際郵便料金
国際郵便はヨーロッパ向けと、日本を含むワールドに分類されます。
種類は、封書の定形(23,5x16,2x0,5cm以内)が20gまでと、20~75gまで。定形外封書は(35,3x25x3cm以内)の2kgまでと、さらにサイズの大きい封書(縦横高さ合計90cm以内、一遍の最長50cm)2kgまでに分類され、それぞれ行先によって料金が変わります。はがきは20gまでの封書と同じ料金です。
その他、小包は箱型(100x60x60cm以内)と、箱型(100x60x60cmを超える)または、サイズ不定のものに分かれます。いずれも31,5kg以内。配達日数の最短はEMSです。
郵便料金はこちらで調べることができます。
*EU外の国(第三国)に商品を送る場合、通関データの電子記録が義務付けられています。 こちらからオンラインで税関申告書を作成してください。
オーストリア国内郵便料金
封筒のサイズの基準は国際郵便と同じです。
詳しくはこちら。
郵便ポストは黄色。赤線の入ったポストは日曜日・祝日にも回収されます。