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ウィーンの建築

ウィーンではヨーロッパ史における全ての建築スタイルを見ることができます。世界的に知られるゴシックのシュテファン寺院や、バロックのシェーンブルン宮殿には、毎年、全世界から多くの旅行者が訪れます。しかも21世紀の現在、ウィーンはちょうど100年前の世紀末時代同様、建築ブームを迎えています。

Haas-Haus and St. Stephan's Cathedral in Vienna © Österreich Werbung

"建築のノーベル賞"受賞者による最新建築の数々

 

ウィーンの建築名所は王朝時代の歴史的建築ばかりではありません。著名な建築家による現代建築も必見のものばかりです。建築のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞したハンス・ホライン、ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロン、ザハ・ハディード、ジャン・ヌー ヴェルなどが、ウィーンに記念碑的現代建築の数々を創造しています。ガソメーター、ハース・ハウス、シュピッテラウアー・レンデの住宅、ピローテンガッセ の住宅群など、数多いハイライトの一部です。

ウィーンのシンボルとも言うべきシュテファン寺院は誰もが知っています。その向かい側で、1990年からゴシック寺院を壁面ガラスに映し出しているのが、 ハンス・ホライン設計のハース・ハウスです。彼はオーストリア人で初めて、1985年、建築界最高の栄誉であるプリツカー賞を受賞しました。

この賞は、アメリカのジェーとシンディ・プリツカー夫妻(ハイアット・ホテルのオーナー)によって設立されたものです。毎年授与される賞には10万ドルが 副賞として加えられており、自然科学分野におけるノーベル賞と匹敵するものです。これまでの受賞者には、フィリップ・ジョンソン、リチャード・マイヤー、 フランク・ゲーリー、レンゾ・ピアノ、ノーマン・フォスター、レム・コールハースなどが名を連ねています。

ホラインのハース・ハウスは、豪華なバロック建築と著しい対照を示す現代建築の一例に過ぎません。ポストモダンのパイオニアとも言うべき同建築家は、宝石 店シュリン(1984)、照明メーカーのツムトーベル・スタッフ(1996)、アルベルティーナの張り出し部分(2003)、ヒルトン・ホテル改築 (2002)、ドナウ運河に面するメディアタワー(2001)などのオフィスビル、ラーエルベルクにある建築コンツェルン・ポール社のビル(2003)な ど、数多くの建築を手掛けています。

スイスの建築家コンビ、ジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンは1991年、ウィーン東南端のピローテンガッセに、モダンな住宅群を完成しまし た。列状に並ぶ200以上のオブジェクトからなる住宅群は、大地に広がり、安定した雰囲気を生み出しています。建築家コンビは2001年にプリツカー賞を 受賞しました。

イラク出身の建築家ザハ・ハディードは、オットー・ワグナーによる歴史的なシュタットバーン・アーチの上に、シュピッテラウアー・レンデの住宅群を設計、 これは2005年に完成しました。ハディードはウィーン応用美術大学で教鞭をとり、2004年には、女性として初めてプリツカー賞を受賞しました。

最近の受賞者はフランスの建築家ジャン・ヌーヴェルで、2008年に彼の全業績に対しプリツカー賞を得ています。ウィーンでの彼の建築のひとつは、 1998年21区に建てられたユニークな住宅群で、E字形の平面図に地中海の雰囲気を漂わせています。とりわけ重要なのは、シンメリンクにある歴史的なガ ソメーター(ガスタンク)の改築で、産業建築の典型例として2001年に完成し、新たな副都心を形成しています。ヌーヴェルはガソメーターAを担当、完全 に改築するのではなく、塔の内壁に寄り添うように、居住棟を創造しました。大規模な建築にもかかわらず、ガラスの天蓋やガラスとスチールを多用した構造に よって、軽やかな印象を与えます。

wien-gasometer

ガソメーター
 オーストリア工業を支えてきたガスタンクが615世帯も住める集合住宅に。世界広しといえども、ガスタンクの中に人が住める場所は、ウィーン以外にないでしょう。詳しくは→
www.wiener-gasometer.at

wien-kabelwerk

カーベルヴェルク 何でも集合住宅にしてしまうのが上手なウィーンの人は、かつてのケーブル工場の敷地も964世帯が入れる集合住宅に。ここは、住居だけでなく、ショップや飲食店も入っているので、ショッピングも楽しめます。詳しくは→
www.kabelwerk.at

ウィーンの建築を巡るツアー

ウィーン建築センター(AzW)では、ウィーンと郊外に見られる20~21世紀の代表的な現代建築を訪ねる特別ツアーを実施しています。5つの「定番」ルートによるAzWトップツアーは新たな視角からウィーン市街を探訪します。
旧市街の代表的な現代建築を巡る散策ツアー、地下鉄でドナウを渡りウィーン最先端を訪ねるツアー、オットー・ワーグナーを訪ねるツアー、傑出した建築コンセプトに基づき過去と現在の住居建築を巡るバスツアーなどバラエティ豊かです。
お問い合わせと予約:kuzmany@azw.at, www.azw.at

AzWトップツアー01:ウィーンの街歩き
多彩な建築様式を巡るウィーンの街歩きツアーです。歴史的建築と現代的建築とのエキサイティングな対比や、既存建物をリノベーションした数々の興味深い事例を見ることができます。市内中心部のミュージアム・クオーターを出発し、カールスプラッツ広場のセセッシオーン(分離派会館)、王宮を経て中心街を抜け、ユーデンプラッツ広場まで行き、国会議事堂へと戻るコースです。

AzWトップツアー02:ウィーンのデザイン
ウィーンのインテリア・デザイン史を辿るツアーです。歴史上、画期的な作品と言われるアドルフ・ロースによるミヒャエル広場にある建築物やオットー・ワーグナーによる郵便貯金会館。これらをはじめ、ハンス・ホラインによる名高いショップ・デザイン、ヘルマン・チェッヒの特徴あるレストランや現代的なコンセプト・ストアを巡ります。

AzWトップツアー03:ウィーン最先端
見事なオフィス・タワーがそびえ立つ最先端エリア、ドナウシティを巡るツアーです。中心街を少し外れたウィーンの顔を見学します。中心街とは全く趣の異なる地区、複合施設に改修され今やランドマークとなった建物「ガソメーター」などを地下鉄に乗って巡ります。ハイライトは、ウィーン市南東のサンクト・マルクスにある“横たわる高層ビル彫刻”と呼ばれるTセンターの屋上からの眺望です。

AzWトップツアー04:革新的なウィーン
ウィーンの住宅建築の歴史や都市づくりをテーマにしたツアーです。傑出した建築作品の数々を通して、フリースペースのデザイン、住居とオフィススペースとの関係性など小規模住宅の革新的なプランや、大規模な高層住宅の設計コンセプトをご紹介します。ドナウ川沿いのドナウシュタットから、中心街より南西のヒーツィングを経てジンメリンクまで巡ります。

AzWトップツアー05:クラシック・モダンのウィーン
オットー・ワーグナーが手掛けたウィーン都市計画の足跡を主に辿ります。ワーグナー設計によるかつての都市高架鉄道線に沿って、ウィーン川沿いの主幹道路からドナウ運河を経てギュルテル環状道路の高架橋まで巡り、数多くの駅や川岸沿いを散策します。

ウィーン建築センター
1993年に開館したウィーン建築センター、オーストリア建築博物館は、恒常的にプログラムを提供する文化施設で、ミュージアム・クオーターの最古参です。建築と建築文化に関する展覧会場であり、研究施設であり、建築とその関連分野に関心をもつすべての人々を対象とする情報センターです。
Az W Architekturzentrum Wien
Museumsplatz 1, in MQ   
1070 Vienna
www.azw.at