ナビゲーション 内容 オーストリアの休暇キーワード

フランツ・レハール(1870 - 1948)

オペッレッタの作曲家。「メリー・ウィドウ」「ほほえみの国」など30曲余りのオペッレッタを作曲、世界的成功を収めた。

Franz Lehár Memorial Vienna © Österreich Werbung/Diejun
軍楽隊の指揮者の息子としてハンガリーに生まれたレハールは、典型的な帝国の落とし子でした。彼は、プラハの音楽院に通い、ウィーンに落ち着くまでは、軍楽隊の指揮者として帝国内を隈なく演奏してまわりました。知的には、彼は完全なウィーン人になりましたが、彼の音楽の霊感は、現在のオーストリア、ハンガリー、チェコスロヴァキア、ユーゴスラヴィアにあたる帝国内のあらゆるところから得ました。彼の「メリー・ウィドゥー」は、同時代のオペラ作品が持っていた華やかさと力強さ、輝きを軽オペラの間のギャップに埋めました。このオペレッタで、彼はたちどころに有名になり、またとても裕福になりました。覚えやすい彼の3拍子の歌もまた、彼の強い面のひとつでした。

帝国の崩壊した後、レハールは郷愁に駆られて作曲し、大きなオペレッタの作品をいくつか作りましたが、それらは皆、メランコリックな雰囲気に満ちていて、男の子の破局は愛する女の子と一緒になれない、という具合にハッピーエンドにならにものばかりでした。「ジュディッタ」で、彼は再度オペラの様式と規模に挑戦しています。

1939年、彼はザルツカンマグートの湖沼地帯にある保養地、バード・イッシュルの別荘に退きました。ここは、かつて19世紀の大半を王室が避暑地として過ごした場所で、彼もそこで余生を送りました。その別荘は当時のまま残されており、今は博物館となっています。