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ブルゲンランド州の建築ハイライト

ブルゲンランド州を旅する時、ワインの話題を避けて通る事はできません。なぜなら、現在ワイナリーの数は増加していて、素晴らしいワインだけではなく、優美で洗練された建築も大きな魅力となっているからです。

Hillinger Winery © Michael Sazel
Hillinger Winery © Michael Sazel
 © Esterhazy Betriebe GmbH
© Esterhazy Betriebe GmbH
Lockenhaus Castle © Burgenland Tourismus, Lois Lammerhuber
Lockenhaus Castle © Burgenland Tourismus, Lois Lammerhuber
Mole West © Burgenland Tourismus
Mole West © Burgenland Tourismus
Forchtenstein Castle, Burgenland  © Österreich Werbung / Markowitsch
Forchtenstein Castle, Burgenland © Österreich Werbung / Markowitsch

ブルゲンランド州

地図上のブルゲンランド州

ブルゲンランド州の素晴らしいワインと建築

ワイン愛好家にとっても、建築ファンにとっても、陽光あふれるワインの郷ブルゲンランド州を旅するのは本当に楽しいことです。ここ数年、ブルゲンランド州のブドウ栽培業者の中で、何世紀にも渡り培われて来たブドウ栽培の技術を表す伝統的な建築スタイルの建物を、現代の美的で魅力ある環境に建設する人たちがますます増えています。これは、ワイン作りと建築が共益関係にある事を実証しています。


自然の美しい景観の中に建つ、素晴らしいワイナリー

ヒリンゲル・ワイナリーでは、壮観で、しかも文字通り環境に見事に溶け込んだ素晴らしい建築様式の建物が、訪れる人々を魅了しています。この建物は、土地の気候の恩恵を活かすために、ブドウが植えられている斜面に建物のほとんどが地中深く埋められています。建物の目に触れる部分には、立方体の形をしたテイスティング・ラウンジがあり、まるで地面の上に浮かんで見えるように細い柱に固定されています。大きなパノラマ窓からは、遥か遠くまで続くブドウ畑とライタ山脈の眺めが満喫できます。建物の設計段階では、できるだけ自然を取り入れる事が考慮されました。例えば、地下の製造施設はヨーロッパで最先端のもので、地面から突き出たピラミッド型の8つの天窓から自然光を取り入れています。 

ゴルスにあるハインリッヒ・ワイナリーのような伝統的なワイン醸造所の建物の多くは、再建はせず非常に美しく増築されています。ワイン製造工場の大きな棟は、その大きな面積にも関わらず、独特の軽やかさを感じます。建物の構造もまた、驚くほど多くの考え抜かれたディテールを持っています。大きな張り出しを持つ屋根は、雨風を防ぐ野外の収蔵と作業のスペースを生み出していると同時に、自然の通気が内部の温度を制御しています。


美味しいワイン、印象深い建築、そして息を飲む眺め

国際的に評価が高いブルゲンランド州のワインを直接ワイナリーで試飲してしまうのは、他にも魅力ある試飲の機会はありますから、止めておいた方がよいかも知れません。しかし、ワイナリーで試飲すれば、優れた現代建築と共に味わえる事も確かに魅力です。その好例の一つが、ノイジィードラーゼーの湖上にある、完全に水に囲まれたガラス張りの立方体の建物「Mole West(モーレ・ウエスト)」です。ここでは、その大きなテラスではもちろんのこと、南向きの室内でも日光浴が楽しめます。また、建物の外側に取り付けられた遮光幕で日差しを遮ることもできます。ここでは、野外からでも、屋内からでも広大なステップ湖であるノイジィドラーゼーの素晴らしい眺めを、水平線の彼方まで見渡すことができます。


ブルゲンランドでのお泊まりは、革新的なスタイルがいいですか、それともノスタルジックなスタイルがいいですか?

楽しい事がたくさんあった一日が終わりに近付いた頃、その夜の宿泊について考える時が訪れます。ここでもまた旅行者が、たくさんの宿の選択肢で甘やかされることになります。例えば、ヴォーノテーク・ラッチェンのようなモダンな宿泊施設がお望みの方もいれば、その一方で、伝統的なブルゲンランドの農家や城の休暇アパートのような、典型的なパノニア地方の建築様式の宿泊施設を体験したいと望む人もいます。どちらの様式も、それぞれに魅力があります。木をふんだんに使ったロフトタイプのインテリアをしつらえたモダンな休暇コテージを提供する所もあれば、巨大な天井の梁や、多数の凹凸のある壁面装飾や漆喰塗りが特徴的な、素晴らしくノスタルジックな所もあります。ちなみに、ライディングにあるフランツ・リスト・センターは、伝統的なパノニア地方の建物に囲まれた現代建築が見られる代表的な所です。ここは、周りの農家のように漆喰塗りの白壁と木製の床が特徴的な左右対称の構造ですが、ロビーの大きな窓からはリストの生まれた家が望め、インテリアとエクステリアの境界が不鮮明なモダンな空間を形成しています。


数多くの城が点在する土地

ブルゲンランド州には、見る者をワクワクさせる印象的な現代建築も数多くあります。また、その一方では、フォルヒテンシュタイン城ロッケンハウス城ギュッシング城などのような、この地方の長い歴史を物語る城も数多くありますので、ぜひ訪れて見てください。エスタハージィ宮殿はオーストリアで最も素敵なバロック式の宮殿で、この稿の最初の話題-ワインに話が戻りますが、この宮殿も言うまでもなく自家ワイナリーを運営しています。それではこの辺で、ブルゲンランド州の典型的なブドウの品種、ブラウフレンキッシュのワインをグラスに満たして、ブルゲンランドの田園地帯を旅しながら体験した数々の楽しい事柄を思い出に乾杯しましょう!