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バロック様式

オーストリアのバロック時代は、あらゆる創造力の高揚と、これまでのあらゆる芸術的経験の結集の時代と見なされねばなりません。

 © Barockschloss Riegersburg
ルネッサンス様式の場合と同じく、反宗教改革のしるしとして、この新しい様式をオーストリアにもたらしたのは、まず第一にイタリアの巨匠たちでした。しかし、バロック様式は、勝利のうちにトルコとの戦争が終結して、初めて開花することになります。

1680年から1730年までの数十年の間に、皇帝、貴族、教会は競って絢爛たる城館、宮殿、そして教会や修道院を建築しました。その中で最も印象深いのは、三巨星フィッシャー・フォン・エルラッハ、ヒルデブラント、それにプランタウアーの手になる大建造物でしょう。

バロック様式の総合芸術を補完するものとして、ロットマイヤー、トローガー、グラーン、アルトモンテ、マウルペルチュ、その他の画家によって制作された天井フレスコ画や祭壇画があります。

バロック様式の彫刻芸術の最高峰は、ツュルン兄弟の形状豊かな彫刻作品や、シュヴァンターラー及びグッゲンビヒラーの彫刻家一族から、すでに古典的優雅の境に移行するゲオルク・ラファエル・ドナーにいたる工房の中に見られます。

工芸品の中では今日のアウガルテン陶房の前身である帝国陶器制作所の作品がとりわけ名声をかち得ました。バロック時代の最後の段階は”ロココ期”の装いを 見せます。この時期にオーストリアの英雄時代の華やかな感情の高揚は、フランス風ロココの洗練された様式と解け合います。

18世紀の芸術はフランス大革命を持って終わりを告げ新しい世界の時代が始まります。そこでは、古くから妥当とされてきたヨーロッパ芸術の目的観念は、もはや通用しなくなりました。

バロック様式の主な建造物
城館:
ウィーン:シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿
グラーツ:エッゲンベルク城
インスブルック:王宮
アイゼンシュタット:エスターハージィー宮殿
ニーダーエーステライヒ州:シュロスホーフ城
ザルツブルク:ミラベル宮殿大理石の階段など

修道院・教会:
ウィーン:カールスキルヒェ教会
ウィーン郊外:クロースターノイブルク修道院
ワッハウ渓谷:メルク修道院、ゲットヴァイク修道院、デュルンシュタイン修道院
シュタイヤマルク州:アドモント修道院。マリアツェル巡礼教会、グラーツの皇帝フェルディナンド2世の霊廟
オーバーエーステライヒ州:サンクト・フローリアン修道院(リンツ郊外)
クレムスミュンスター修道院、ランバッハ修道院
ザルツカンマーグート:モントゼー教区教会
ザルツブルク:大学教会、サンクト・ペーター教会墓地
インスブルック:サンクト・ヤコブ大聖堂
チロル州:シュタムス修道院、ゲッツェンス教区教会

その他:
ウィーン:ノイアーマルクト広場のラファエル・ドナーの噴水
ザルツブルク:洗馬場
ニーダーエーステライヒ州:バーデンの中央広場
ブルゲンランド州:ルストの中央広場
クラーゲンフルト:竜の泉
サンクト・ペルテンの市庁舎広場(ニーダーエーステライヒ州