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グラーツと音楽

グラーツは既に12世紀の頃から音楽伝統が継承されてきた町でした。今日でもなお、全ての様式分野において才能の結合が見出されます。音楽祭、芸術祭、格調高いコンサート、斬新な新演出による実験的な公演が行われるオペラハウスからコンピュータ音楽など、前衛派による演奏、ジャズ、音楽演劇大学まで、その内容には幅広いものがあります。

 © Werner Kmetitsch

音楽は、グラーツでは、過去において“芸術のための芸術”を意味するものではありませんでしたし、現在も人生の一部であり、市の歴史そのものといえます。19世紀の市民の音楽文化を守り続ける姿勢と、現代音楽の力強い動きという、二つの相対するもの中に州の中心地であるグラーツの人々の音楽的生活は反映されています。激動と古典、古きものの保存と新しいものへの挑戦です。グラーツの音楽イベントをぜひ体験して下さい。


 

演奏会

オペラの伝統

1899年に完成し、ワーグナーのローエングリンで華々しくオープンされたオペラハウスは、今日でも多くの芸術家のキャリアの舞台となっています。オペラ、オペレッタ、バレエ、ミュージカル、コンサートなどが公演されます。9月中旬〜翌年6月下旬がシーズン。スケジュールはこちらで。http://www.theater-graz.com/oper/en/ 

シュテファニエンザールのコンサート
 

グラーツ会議場(Grazer Congress)の大ホール、シュテファニエンザールは1052人を収容できる音響効果のよい豪華なコンサートホールです。ルドルフ皇太子妃のシュテファニーにちなんで名づけられました。

グラーツ交響楽団を中心として活動するシュタイヤマルク音楽愛好家協会(Steiriche Gesellschaft der Musikfreunde)のオーケストラコンサートや、1815年創立のシュタイヤマルク州楽友協会(Musikverein fuer Steiermark)の各種コンサートなどが、このホールで行われています。

http://www.musikverein-graz.at


音楽祭
 
シュティリアルテ音楽祭

ニコラウス・アーノンクールとシュティリアルテ音楽祭シュティリアルテは、1985年、グラーツが世界に誇る指揮者であるアーノンクールとグラーツを結ぶために、そして、古代音楽のオリジナル解釈を聴衆に紹介することを目的として始められた音楽祭です。毎年6〜7月開催。www.styriarte.com

シュティリアルテ音楽祭豆知識 こちら>>

シュタイヤマルクの秋


シュタイヤマルクの秋は、1968年以来、現代音楽に関する、市の精神的、文化的、芸術的な活動の一環として行われている芸術祭です。毎年10〜11月開催。

http://www.steirischerbst.at

音楽大学のジャズ演奏


音楽大学ジャズ科の活動は、市と無関係に行われているわけではありません。数多くのジャズクラブや地下の酒場は、スイングと熱気に満たされています。

夏に行われる“ジャズサマー”は、ジャズファンなら見逃せません。世界的に有名なジャズスターたちが、毎週木曜、金曜、土曜の夜、マリアヒルファー広場にライブを繰り広げます。ユニークなジャズ演奏を無料で楽しめます。毎年7月と8月に開催。

http://www.jazzsommergraz.at


グラーツと音楽家

カール・ベーム


1894年8月28日にグラーツに生まれ、1981年8月14日にザルツブルクで亡くなるまで故郷を大切にしていました。1917年には、すでに指揮者として、ここでデビューを飾り、2年後にはグラーツ大学で法学博士の学位も取得しました。1920年には、まだ、グラーツの音楽監督として活躍していました。

1921年にウィーン国立オペラ座の指揮者としてウィーンに移住。20年代〜30年代にかけ急速に国際的な名声を築きました。ウィーンフィルの第一指揮者として、また、オーストリア最初の総音楽ディレクターのタイトル所持者として、カール・ベームは、オーストリアの歴史に残る偉大な音楽家です。

生家: ケルンシュトックガッセ 21 (Kernstockgasse 21)記念額碑がかかっています。

墓地: グラーツ国鉄駅の南側(線路の西側)にあるシュタインフェルト墓 地(Steinfelder Friedhof)
 

ロベルト・シュトルツ


グラーツ出身のロベルト・シュトルツは、特にオペレッタと映画監督によって、国際的な名声を得ました。市民公園のブロンズ胸像にならんで、今日ではロベルト・シュトルツ記念館として知られる家にかかげられた名誉額碑も、市民に愛された芸術家の思い出となっています。

ロベルト・シュトルツ記念館:メールプラッツ 1
 

モーツァルトとシューベルト


シュタイヤマルクの音楽協会の名誉会員でもあったシューベルトは、死の一年前にグラーツを訪れました。12の“グラーツのワルツ”と“グラーツのギャロップ”は、今日でもその思い出として残されています。

モーツァルト自身は、グラーツを訪れたことはありませんでしたが、1800年頃には、モーツァルト熱に市民はにぎわっていました。その頃から、モーツァルトは、オペラの舞台やコンサートで最も多く演奏された作曲家の一人でした。