
グラーフェネックの夏の一日はこんな感じで過ぎて行きます。その起源が後期ゴシックからルネッサンス期に遡る、オーストリアで最も重要な歴史的城郭建築を見学したあとは、ゆっくりと英国式風景庭園を散策します。ピクニック・パビリオンで好きなものを選んで詰め込んだピクニックバスケットを持って、何世紀も年輪を重ねた木々の下で涼しい木陰を探し求め、次は金魚の池か城の前の芝生の上で時を過ごします。こうしてのんびりと過ごした人々の心は自由に放たれ、コンサートを存分に楽しむ準備が整っているはずです。
自然の真ん中に抱かれた心安らぐ、伝統的な英国式風景庭園の延長として、賞を受賞した2つのイベント会場が、近年この地の高台に建設されました。それは、雲の塔とコンサートホールです。雲の塔は、巨大な彫刻のように天を突き、ヨーロッパ最大であると同時に抜群の音響効果を誇る野外アリーナのグランドスタンドを飾っています。城郭、敷地、雲の塔とコンサートホールは、ニューイヤー・コンサートとクリスマス・プログラムから夏のグラーフェネック音楽祭まで、一年中様々なイベントに利用されています。また、グラーフェネック・アドヴエントは、もう長い間クリスマスシーズンの慣例イベントとなっています。
年間のハイライトは、何と言ってもピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーが監督するクラシック音楽祭です。ここでは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団といった世界トップクラスのオーケストラが、ズービン・メータやフランツ・ヴェルサー・マストのような人々によって指揮され、ラン・ランなど最高峰のソリストたちと共演します。そしてもちろん、フェスティバルの専属オーケストラである、素晴らしきニーダーエステライヒ・トーンキュンストラーが出演します。
素敵な夜を締めくくる最良の方法は、城の居酒屋を訪れるか、城の特別室(大広間)でディナーを楽しむことでしょう。賞を受賞したオーストリア料理と合わせて、近隣のワッハウ渓谷とカンプタール渓谷か、ワインの産地ヴァグラムの日当たりのよい丘陵地で作られたワインを味わってください。
開催日程:2012年8月23日~9月9日
プログラム
8月19日 19:15~ ヴォルケントゥルム野外劇場 オープニングコンサート
トーンキュンストラー・オーケストラ (グルーバー、ベートーベン)
8月20日 19:15~ オーディトリウム
ルドルフ・ブッフビンダーのピアノリサイタル (ベートーベン、シューマン)
8月21日 19:15~ 野外劇場
ソウル・フィルハーモニック管弦楽団 (メシアン、ブラームス、ムソルグスキー)
8月22日 19:15~ オーディトリウム 入場無料
トーンキュンストラー・オーケストラ、指揮:グルーバー (ワークショップの参加者の曲)
8月25日 19:15~ 野外劇場
フィアラデルフィア管弦楽団、指揮:ドゥトワ (シベリウス、リスト、ラフマニノフ、ラベル)
8月26日 19:15~ 野外劇場
フィアラデルフィア管弦楽団 (ストラビンスキー、チャイコフスキー、プロコフィエル)
8月27日 19:15~ 野外劇場
トーンキュンストラー・オーケストラ (ベルリオーズ)
8月28日 19:15~ 野外劇場
パリ管弦楽団 (ストラビンスキー、バルトーク)
8月30日 19:00~ 野外劇場 (チケット売り切れ、芝生席は当日チケット売り場にて販売)
イスラエルフィルハーモニー管弦楽団、指揮:ズービン・メータ (ブラームス、チャイコフスキー)
9月1日 19:00~ オーディトリウム
ピッツバーグ交響楽団、ヴァイオリン:ムッター、指揮:マンフレッド・ホネック
(リーム、メンデルスゾーン、チャイコフスキー)
9月2日 19:00~ 野外劇場
ピッツバーグ交響楽団 (ベートーヴェン、マーラー)
9月3日 19:00~ 野外劇場
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、指揮:ウェルザー-メスト (シューベルト、ドボルザーク)
9月4日 19:00~ オーディトリウム
トーンキュンストラー・オーケストラのメンバーによるアンサンブル(グルーバーなど)
9月6日 19:00~ オーディトリウム
ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団、指揮:ネルソンス(ワーグナー、リヒャルツ・シュトラウス、ショスタコヴィッチ)
9月7日 19:00~ 野外劇場
ロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団 (ベートーヴェン、リムスキー-コルサコフ)
詳細とチケットは:
www.grafenegg.at