近代的傾向

ハプスブルク帝国の没落により、1918年、経済、政治、社会の生活はもとより、芸術的な生活分野においても突然の転機を迎えました。

建築の分野では、例えばワーグナー、ホフマン、またロースといった人間の考え方が、両次世界大戦間の時代まで影響を与え、オーストリアでは「インターナショナル様式」という様式が出現しました。しかし程よい「郷土様式」や社会的住居建築物 における表現豊かな建築観といった伝統的な要素も傑出した建造物を生み出しました。

絵画とグラフィックの価値はファイスタウアーとユーリク、ギュータースロッホとココシュカ、同様にベックルトクービンの作品で証明されています。彫刻で は、ハナクとバルヴィッヒの名を挙げなければなりません。この両者は同時代のフランスの芸術に沿う方向を目指しました。1938年のドイツによるオースト リア併合を契機に、強制的あるいは自由意志にもとづく国外移住により、芸術活動の場は著しく貧困になります。

第二次世界大戦後10年を経てようやく当代の建築術の基準に沿うような建築芸術上の創意が認められるようになります。今日の建築界の代表的人物に数えられ るのは、ハンス・ホライン、ヴィルヘルム・ホルツバウアー、グスタフ・パイヒル、ローラント・ライナー、それにカール・シュヴァンツァーです。

彫刻界で決定的なのは、フリッツ・ヴォトルバとその弟子たちアヴラミディス、ベルトーニ、ホーフレーナー、フリドリチュカ、ラインフェルナー、ウルタイルです。

絵画の世界では、ウィーン派の幻想的リアリズムの代表者たち(ハウスナー、レーエルプ、プラウアー、フッター、フックス、レームデン)とアルヌルフ・ライ ナー、マックス・ヴァイラー、マリア・ラッシング、キキ・コーゲルニク、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーなどの個々の芸術家が世界的に認められ ています。これらの人々は、同時代の芸術活動の場で目ざす方向も相反するような多様性を示しています。
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