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    ザルツブルガー・ノッケル

    ザルツブルク料理は基本的にその作り方を知っていればとても簡単にできます。ザルツブルク州の白いデザート、ザルツブルガー・ノッケルはこの地方でとても親しまれています。

    ザルツブルクを訪れたら、郷土の名物菓子「ザルツブルガー・ノッケル」にトライしてみてはいかがでしょう。ケーキショップには置いていないので、旅行者にとってはレストランでのデザートくらいしか食べるチャンスはないかもしれません。
    ザルツブルクの3つの山をかたどったとされる白いスフレ(泡立てた卵白にクリームなどを混ぜてふんわりと焼いたもの)、ザルツブルガー・ノッケルの歴史は古く、すでに16世紀には食べられていた記録があります。ハプスブルク家の食卓にも登場していたようで、皇帝一家も淡雪のように溶けていく軽い口当たりを楽しんだに違いありません。

    焼き上がったザルツブルガー・ノッケルは、塩の街・ザルツブルクの山々を思わせる白さが人々をとりこにし、運ばれたテーブルからしばしば感嘆の声が上がります。しかし塩の街の名物であっても、デザートというだけあり、甘さは十分なものです。そして、サイズも想像以上の大きさです。
    召し上がるときは何人かでシェアすることをおすすめします。たいていラズベリーソースとともに出されるので、甘酸っぱさをうまく組み合わせて召し上 がってください。コーヒーを一緒に飲むなら、モカ(ストレートのブラックコーヒー)か、ブラウナー(濃いめのコーヒーにミルクをひと注ぎ加えたもの)のよ うな、シンプルな味わいのものがよいでしょう。


    ザルツブルガー・ノッケルの作り方

    1. 卵白とグラニュー糖を、角が立つまで混ぜ合わせる。
    2. 1にバニラシュガーと卵黄を入れ混ぜる。
    3. 2に少量ずつ薄力粉を加え、混ぜる。
    4. 耐熱容器にバターを塗る。
    5. 4に3を入れ、写真のように3つ山をつくる。
    6. 5を220°Cに温めておいたオーブンで約9分焼く。
    7. 焼きあがったら、6に粉砂糖を振りかけて完成です。

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