ザルツブルク - 音楽と自然が奏でる街
宮殿、庭園、ミュージアム、教会と自然・・・バロックの古都ザルツブルクの美は多彩な場面で見られます。モーツァルトが生まれたこの街は、音楽そのものです。ザルツブルクを訪れた人は、芸術と文化、自然と建築、伝統と現代性が見事に調和しているとすぐに気づくことでしょう。

ザルツブルクお役立ち情報
バロックの都、音楽の街ザルツブルクでは年間を通じ4,500ものハイレベルな文化イベントが開催され、世界中の人々に感動を与えています。
モーツァルトの街、ザルツブルクは世界的に名の知れた音楽祭が数多くあります。一月のモーツァルトの誕生日を記念したモーツァルト週間、復活祭に行われるイースター音楽祭、5月の聖霊降臨祭音楽祭、夏のザルツブルク音楽祭、秋には文化週間、クラシック音楽の他にもジャズフェスティバル、クリスマス時期には待降節のアドヴェントコンサートと音楽に満ち溢れています。
この街を訪れた人は、芸術と文化、自然と建築、伝統と現代性が見事に調和していることにすぐに気付きます。すぐ近くにそびえる、やわらかな緑の山々が街を取り巻く、絵のように美しいバロック様式の中心街では、ロマンチックな狭い路地や、美しい鉄細工の看板をかかげたショップが建ち並ぶ通りは、そぞろ歩きにぴったりです。歩き疲れたら、街のあちこちにある居心地の良いビヤガーデンでちょっと一休みしてください。
ザルツブルクカード
ザルツブルクカードはザルツブルク市を観光する上で、マスターキーとなるカードです。このカードがあれば、すべての見所やミュージアムの入場料が無料になるばかりか、市内のすべての公共交通機関のチケットとして使えます。
街のすぐ近くには小高い山が、遠くには雄大な山脈が街を取り囲み、美しい緑や、ミラベル庭園のような有名な公園に恵まれているザルツブルクは、純粋な意味で緑の街と言って良いでしょう。街の周囲にある5つの丘は、気持ちの良い理想的な散策コースで、ザルツブルクがいかに自然と近いかを際立たせています。市内からわずか15分離れれば、ウンタースベルク山が聳えています。ケーブルカーに乗って海抜1973mまで上り、ザルツブルクの街と緑の牧草地を見下ろす絶景を愛で、アルプスを存分にご体験ください。
ザルツァッハ川のクルーズに出て、いつもとは違う面白い視点からザルツブルクを眺めてみましょう。この船旅は、街の中心にある歴史地区からスタートし、ザルツァッハ川に沿ってクルーズし、壮大な街の景観を眺めながら、現在ザルツブルクで最も人気のある観光スポット、ヘルブルン宮殿へと向かいます。ここでは、熟練の庭師が入念に作り上げた、広さ148エーカーにも及ぶ美しいバロック式庭園や仕掛け噴水、ロマンティックな岩屋が見られます。
ザルツブルクでショッピング
数多くあるブティックの一つで選ぶデザイナーズ・ファッション、それともヨーロッパ中で人気がある伝統的な民俗衣装「トラッハテン」にしますか、それともアンティーク、書籍、それとも音楽ですか…。800軒の店はどこも最高品質の商品を幅広く揃え、専門知識を備えた販売員がご案内します。たぶん、ゲトライデガッセ通りは世界で最も素敵なショッピング・ストリートの一つでしょう。精巧に装飾を施した各ファサードの裏通りには、楽しいお店があり、伝統的な通路やランド―マークの建物の中に軒を並べて、お客様をお待ちしています。
2023/2024年のイベントハイライト
ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭
1972年ザルツブルク生まれの指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンが創設した音楽祭でカラヤン自身が芸術総監督として自らベルリンフィルハーモニー管弦楽団を指揮したのがはじまりです。1998年からザルツブルク音楽祭の一部になり音楽祭事務局が企画運営、チケット情報はザルツブルク音楽祭の公式ページから得ることができます。音楽祭を立ち上げて50年以上が経過し、おそらく2026年までチェチーリア・バルトリが芸術監督としてプログラミングを担当します。
2023年5月26日~29日
ザルツブルク音楽祭
世界が注目するザルツブルク音楽祭は創立以来100年を超え、今日までこの音楽祭は、コンサートと共に、ドラマやオペラの公演を組み合わせたユニークなフェスティバルとして、大物アーティストたちや世界中から訪れるビジターたちを惹きつけてきました。この比類なきイベントは、ユネスコ世界遺産の都市ザルツブルクの有名なコンサートホールを、文字通り「世界のステージ」に変身させます。
2023年7月20日~8月31日
ビールの町、ザルツブルクの伝統的な祭り
秋はザルツブルクではイベントが多く、地ビールが大いに楽しめます。伝統あるビール醸造は町の食文化そのものです。
毎年、秋にザルツブルクでは、大聖堂広場を中心に大規模なお祭り「ルペルティキルターク」が開催されます。このザルツブルクの守護聖人、ルペルトを祭る、伝統ある人気の高い教会のお祭りは、8世紀に起源を発しています。西暦774年9月24日、ザルツブルク大聖堂は、聖ペテロと聖ルペルトに捧げ、その日を休日と宣言しました。今日のお祭りでは、地元の伝統工芸品や物産の販売、伝統的なザルツブルク料理や新鮮な地ビールの屋台が出て、民族音楽やダンスが披露されます。地元の人々は色彩豊かなディアンドルやレーダーホーゼなどの民族衣装を着て、観光客の目を楽しませてくれます。
聖ルペルト祭: 2023年9月20日~24日
クリスマス時期(アドヴェント)のイベント
ザルツブルク市内にはいくつかの場所でクリスマスマーケット(現地ではクリストキンドルマルクト=キリスト幼子の市場と言われる)が開かれます。一番大きいドーム広場/レジデンツ広場で行われるクリスマスマーケットの起源は 15 世紀後半にまで遡り、世界最古のクリスマスマーケットの 1 つです。 世界遺産に登録されている旧市街の中心部というユニークな環境、伝統的な市場の屋台、そしてその長い歴史により、ザルツブルクのクリスマスマーケットは訪れる価値のある特別なイベントです。
2023年11月23日~2024年1月1日
ザルツブルク・マリオネット劇場110周年
ウィーン造形美術大学で彫刻を学んだアントン・アイヒャーの夢は、自分で彫刻した人形を操るマリオネット劇場を作ることでした。1913年、大司教館の広間で念願であった人形劇、モーツァルトの『バスティァンとバスティエンヌ』を上演し、大成功を収めました。その後47年間この広間が常設劇場となっていました。父の跡を継いだ息子ヘルマンは、舞台や照明に新しい技術を取り入れ、モーツァルテウムの協力を得て、モーツァルトのオペラをメインに上演しました。その後第2次大戦中は劇場は閉鎖されましたが、戦後再開。1971年にヘルマンはモーツァルテウムと州立劇場の間にある古い館を購入し劇場に改築しました。1977年にヘルマンが亡くなると、娘のグレーテルがモーツァルトの5大オペラを取り入れ大評判となったのです。
350人が収容可能なこの劇場では、モーツァルトの「魔笛」などのオペラや、ザルツブルクの名作「サウンド・オブ・ミュージック」、チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」、シェークスピアの「真夏の夜の夢」などが上演されます。誰もが人形が演じているとは信じられない、技術の完成度の高さには目を見張るものがあります。
ここでは訓練を積んだ12人の操り人形師が活躍し、2000体にも及ぶ人形を操ります。全員が、音楽的才能と器用さを備えており、ステージ上でマリオネットに命を吹き込んでいるように演じます。人形師の訓練は、劇場内のみで行われ、楽器の演奏を学ぶのと同じくらい時間と忍耐を要しています。一度訪れれば、人形劇のファンになることでしょう。
コラム:ヘルベルト・フォン・カラヤン
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