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    クラーゲンフルトの見どころ

    アルプスの南側を占め、山岳と湖水の風光に恵まれ、オーストリアの中では晴天が最も多いケルンテン州、その州都はクラーゲンフルトです。

    州の最北境には、オーストリアの最高峰グロースグロックナーが秀麗な姿をそびえ立たせ ています。この山を間近に仰ぐハイリゲンブルートの村から北に向かう峠道グロースグロックナー・ホッホアルペン街道は世界に名高い山岳観光道路で、迫力の ある3000m級の山岳と氷河の群れが次から次へと眼前に展開します。
    ◎ アクセス
    鉄道:ウィーン南駅から4時間〜4時間半。グラーツから約1時間45分。ザルツブルクからは3時間45分。ローマ、ミラノ、ヴェネチアからの列車も多い。
    車:ウィーンからは、グラーツ経由のアウトバーンルート(約2時間)と、風光明媚なセンメリンク峠経由のルート(約4時間)がある。

    ノイアーマルクト(新広場)のリンドヴルムの泉
    昔ヴェルター湖の湿原に住む竜が住民や家畜を食い殺したため、領主に命じられた町の男たちは計略を用いて竜を退治しました。広場中央の泉はこの伝説による もので、竜にしては愛らしいリンドヴルムは16世紀、あまり迫力のないヘラクレスは17世紀に制作されたものです。ヘラクレスが棍棒を持って身構えている のは、また竜が動き出したとき打ち殺すためといわれています。

    オルシーニ・ローゼンベルク宮殿(市庁舎)
    1918年以来市庁舎となっている宮殿の中庭には、漁夫の石像があります。伝説によれば、昔、客をだまそうとしたヴェルター湖の漁夫が「私の言ったことが嘘なら、すぐ石になって見せましょう」と高言し、そのまま石になったものです。

    ラントハウス(州庁舎)
    16世紀後半ルネサンス様式。名高い紋章の間には、当初ケルンテンの貴族・高位聖職者の紋章だけが飾られていましたが、17世紀からオーストリア各地の紋章が加えられ、更に外国の紋章も飾られるようになりました。

    アルター・マルクト
    バロックのペスト記念柱を中心に16〜19世紀の家並みが残っています。クラーゲンフルトで最も古い「黄金の鵞鳥の家」は1489年頃建てられたものです。

    聖エギド教会
    町の教区教会で、戦争、ペスト、迷信、飢饉をクラーゲンフルトから追い出す聖エギドのフレスコ画があります。高さ92メートルの塔の上からは町と周辺のパノラマを楽しむことができます。

    ドームと博物館
    16世紀プロテスタントによって建てられ、17世紀末グルク司教のドームとなりました。内部にはバロックの巨匠ダニエル・グラン(中央祭壇) 、パウル・トロガー(右第一祭壇)の絵画が見られます。

    ミニムンドゥス
    町の西郊外ヴェルター湖畔に世界各国の代表的な建築のミニチュアを集めたもの。日本代表は大阪城。

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