AVITA温泉、バート・タッツマンスドルフ
オーバーヴァルトの近くにあり、休暇に必要なウェルネス、スパ、料理、そしてリラクゼーションがすべてそろっています。
詳しくは温暖な気候のゼーヴィンケルの広々とした草原・・・
ブルゲンランドのパンノニア平原はオーストリアの非常に特別な地域です。世界遺産のノイジードラーゼー湖周辺の音楽祭、北部や南部に広がるブドウ畑、美しい城や宮殿 - ブルゲンランドならではの魅力はもっとたくさんあります。
1918年、第一次世界大戦が終わりハプスブルク帝国の崩壊により、ドイツ語を話す少数派が住むハンガリー最西端の地域は、オーストリアに属することが決まりました。ただ誰しもが同意したわけではなく、その後もオーストリアとハンガリーの紛争が続きました。1921年10月ヴェネチアで平和的解決が合意されましたが、紛争中の地区では12月に国民投票が行われエーデンブルク/ショプロンはハンガリーに留まることが決定されました。こうして1923年3月に新たな国境が引かれました。
ドイツ/ハンガリー地域は、プレスブルク、ヴィーゼルブルク、エーデンブルク、アイゼンブルクの4つの郡に分かれていました。最初は「フィアブルゲンランド=4つのブルクの州」と提案されましたが、4つの内、プレスブルクはチェコスロヴァキア領に、ヴィーゼンブルクとアイゼンブルクはハンガリー領となったため、名前は最終的に「ブルゲンランド」と決まりました。
当初州都にはエーデンブルク/ショプロンがなるはずでしたが、ハンガリーに残ることになったので、次はマッタースブルク、ピンカフェルト、サウアーブルン、アイゼンシュタットの4都市が手を挙げました。当分の間、州政府はサウアーブルンに、州議会はアイゼンシュタットに置かれ、3年間にわたり4つの都市間で協議されました。1925年数回の投票の結果、ようやくアイゼンシュタットが州政府と州議会が置かれる地、と決まりましたが、州都という言葉はまだ使われませんでした。1965年に初めて市憲法で、また1981年に州憲法で州都という言葉が盛り込まれました。
ブルゲンランド建州100周年の詳しくは
ブルゲンランド州というと、まず頭に浮かぶのは、多くの城や宮殿、次に地方のワイン蔵と牧歌的なブドウ園、そして最後に挙げる重要な点は、年間300以上の日照日がある素晴らしい気候です。 オーストリアの最東端は、国内の他の地域より平均して暖かいので、気候の点で少なからず景観にも影響を及ぼしています。ノイジードラーゼー湖周辺の草原地帯は国内でも植生が独特であり、国立公園として、またユネスコの世界遺産として特別に保護されています。
伝統と地域性を守りつつ、地域の人々は最も高品質の食品を追求してきました。その結果、ゲストはブルゲンランドで知られる優れた製品を手に入れることができます。その中には例えば、草原の牛から国立公園のハム、パンノニアのマンガリッツァ・ポークベーコン、またはゼーヴィンケルの有機豆腐があります。
世界でもトップクラスのワイナリーのワインは、料理と一緒にどうぞ。ツヴァイゲルトのブドウは、ノイジードラーゼーDAC(DACとはオーストリアの地域の典型的な高品質ワインの原産地指定)地域周辺で栽培されています。湖の西岸にあるライタベルク地域では、赤と白のDACワインのブドウが熟します。ロザリア丘陵地帯の東斜面に位置する最も若いワイン産地には、ツヴァイゲルトとブラウフレンキッシュのブドウの木が並んでいます。中部ブルゲンランドでは、主にブラウフレンキッシュが栽培されています。そして、白ワインと名産品ウーフードラーを生産するブルゲンランド南部のアイゼンベルクは、最も昔ながらのワインの国と言われています。
ブルゲンランドではワインの居酒屋はホイリガー又は、ブッシェンシャンクと言われます。居酒屋の中庭の入り口に松の枝や、わらのリースが掛かっていると、ワインやサイダーが提供されていることを示しています。 それは特定の期間にのみ「ぶらさがっている」=営業しているワイン農家の居酒屋もあれば、 北から中央、南にかけてブルゲンラントのワイン産地でよく見られるこの典型的な形に加えて、通年営業しているところもあります。どの場合も共通しているのは、シンプルな楽しみと快適さの喜びです。伝統的な店であろうとモダンな店であろうと、気持ちの良い中庭でも、居心地の良い店内にいても、美味しいワインと心のこもった料理が召し上がれます。
ブルゲンランドには、斬新な現代建築で一流のワインを楽しめるワイナリーがあります。
世界のワイン生産地で長年にわたる見習いと修行の後、ここブルゲンランドで何か新しいものを作ろうと決心したのは、若い世代のワインメーカーでした。 彼らは父親の事業を引き継ぎ、ワイン生産だけでなく建築においても新しい品質基準を設定しました。 その一人、レオ・ヒリンジャーはジョイス・アム・ノイジードラーゼーの建築家による未来的なショールームを建設し、近代的な建築ブームを引き起こしました。 彼が手掛けたことは、ブドウ園からワインセラーまでのワイン製造の過程を明らかにし、洗練されたテイスティングルームでワイン愛好家を刺激することでした。その後もブルゲンランドのワイン生産者は自信を持って自分たちの信じる道を歩み続けています。 彼らは伝統を鑑みながら、ワイナリーのモダンな経営美学を追求しています。
ブルゲンランドのワイン産地は、一方では革新的なショールームとテイスティングルームのあるモダン建築のワイナリーに出会い、他方では伝統的なワイン農家が点在するワインセラー地区の情緒ある風景に通じ、ワイン愛好家のための楽園です。この多様性はワインの味にも反映されています。温暖なパンノニアの気候の下で、生産される複雑な味の白ワインや、甘いワインやフルボディの赤ワインから、南ブルゲンランドで作られる、州のトレードマークである独創的な品種のウーフードラーワインまで味は多彩です。
食事を満喫したら、そこでお泊りもどうぞ。グルメレストラン「タウベンコーゲル」は、料理コースが終わるとゲストに部屋の鍵を渡してくれます。また、ホテル、グート・プルバッハのグルメレストランでは、受賞歴のあるシェフ、マックス・シュティーグルが、伝統的なブルゲンランドの農作物とフランスの料理芸術を組み合わせています。レストラン&ホテルラチェッンでグルメ食事楽しんだあとはスタイリッシュな「ヴォーノテーケン」で夜を過ごすことができます。 シェフ、オリバー・ウィーガンドは、この地域の自然が持つすべてのものを、情熱を持ってレストラン「ツア・ブラウエ・ガンス」で調理しています。 そして、隣接する「ゼーパーク・ヴァイデン」で快適に眠ることができます。ケラーガッセ・トラウスドルフにあるオレアンダーはロマンチックな食事にあと、ロマンチックな睡眠が待っています。
ブルゲンランド北部にあるマルガレーテン採石場では、2,000年にわたり砂岩が採掘されてきました。 その結果、オペラの背景に似た奇妙な岩の風景が生まれました。そして実際そこは野外のオペラ劇場として使われ、毎年音楽祭で人気のあるオペラ作品が上演され、訪問者を魅了しています。
ブルゲンランドの2つ目の音楽イベントはそこからわずか10キロ離れた町で行われます。 毎年夏に、メルビッシュの湖上舞台はオペレッタの世界に変わります。 古典的なオペレッタの傑作は、ヨーロッパで最大かつ最も美しい野外ステージの1つで、自然を背景に素晴らしい演出で上演されます。 ユニークなステージは湖にせり出し、グランドスタンドは6,000人の観客を収容できます。 公演は夕暮れから始まり、星空の下で壮大な花火が見事な結末を迎えます。
城(ブルク)が持つ神秘的な世界は、伝説やおとぎ話によって形作られています。 脈々と伝承されているものもあれば、広く知られているものもありますが、中世は神秘的で遠いものです。今日、中世といえば勇敢な騎士、優雅な城の貴婦人、場所から場所へと移動する吟遊詩人、宮廷道化師を思い浮かべるかもしれないし、 豪華な祝祭や劇的なトーナメントの戦いを想像する人もいるでしょう。 ブルゲンランドでは、保存状態の良い要塞が数多くあるため、城から城へとめぐり、中世の実際の歴史に近づくことができます。 城は州内でも最も美しい見どころの一つであり、昔を物語る重要な建築物です。
高山、アジア、または地中海の動植物種は、ライタゲビルゲとハンガリー平原の間の自然保護区に生息しています。 果てしなく続く葦の帯、塩湖、干し草の牧草地、牧草地は、楽園色のハチクイから社交的なハイイロガンまで、340種の鳥の生息地で、世界中の鳥類学者が多様な珍しい鳥を観察しにやってきます。 国立公園のインフォメーションセンターでは、徒歩でも自転車でも、エキサイティングな小旅行や鳥のサファリを紹介してくれます。