HYDEさんはオーストリア観光大使
HYDE - Austria's Tourism Ambassador
ミュージシャンのHYDEさんは、オーストリア・ツーリズムにより、オーストリア旅行の魅力を発信する観光大使に任命されました。2023年11月13日に駐日オーストリア大使館で行われた就任式には、オーストリア大使のほか、ウィーンから来日したオーストリア・ツーリズムのCEOも出席し、HYDEさんの観光大使就任を発表しました。任期は2024年~2025年の二年間です。
HYDEさんが観光大使に任命された理由の第一は、長年にわたる音楽活動の実績です。彼の音楽業界への卓越した貢献は、芸術を愛するオーストリアの精神と通じるものであり、オーストリアの魅力を深く理解し、それを発信する観光大使として理想的であると判断されました。
Japanese rock star HYDE is Austria's Tourism Ambassador for 2024–2025, recognized for his long-standing influence in music and his deep appreciation of art and culture. His creative work aligns with Austria’s cultural spirit, making him the perfect representative for the country in Japan. For example, his music video “LAST SONG” was filmed entirely in Vienna, including at the renowned Kunsthistorisches Museum. Visitors to the Austrian Pavilion at Expo 2025 in Osaka can capture memorable photos at a special display featuring HYDE, along with one of the two Swarovski-designed concert hats he wore during his performances.
オーストリアと日本の架け橋
最新アルバム「HYDE [INSIDE] 」の収録曲である『LAST SONG』のミュージックビデオは、2024年にウィーンで全編撮影されました。ロケ地の一つであるウィーン美術史博物館で、オーストリアのアーティスト以外でミュージックビデオ撮影が許されたのはHYDEさんが初めてでした。
これまでのHYDEさんとコラボレーションしたオーストリア企業には、オーストリアを代表するスイーツであるザッハートルテの元祖「ホテル・ザッハー」や「スワロフスキー・クリスタルワールド」、メガネブランド「シルエット」があります。
この国際的コラボレーションはロック音楽とカルチャー、旅行、ファッションを組み合わせ、オーストリアと日本の間の革新的で多様な架け橋となるものです。
ポストカードとデジタルポストカード
大阪・関西万博における6月2~8日のオーストリアウィークでは、パビリオン出口に展示されているQRコードを利用して、HYDEさんがオーストリア滞在中に撮影した旅の写真も使える、独自のポストカードを作ることができます。このポストカードは希望の住所にオーストリアから送られてきます。また、SNSでシェア可能なデジタルポストカードも作れます。デジタルポストカードに関しては、オーストリアウィークのみならず、万博会期中楽しむことができます。
オーストリアパビリオンの野外ショップコーナーの壁には、Hydeさんが写っています。ここはフォトステーション。スワロフスキー・クリスタルワールドがHYDEさんのために製作し、Hydeさんが実際コンサートで使用した、スペシャルなハットが一緒に展示されています。オーストリア観光大使との記念写真にどうぞご利用ください。
EXPO 2025 - 4月13日~10月13日
音楽の国、オーストリアのテーマは「未来を作曲」。パビリオンの外観に組み込まれた、赤白の五線譜をモチーフにした壮大な木製オブジェは、高さ約16mで、ヴァルトフィアテル地方で育ったトウヒが使われ、PEFP(木材持続可能性を証明する国際基準)の認証を取得しています。万博の期間中、音楽をベースにした展示と様々なイベントを通し、伝統と現代の、そして最新のオーストリアが表現されています。
パビリオンの展示室は3つ: 1.「関係の部屋」、2.「アイディアの部屋」、3.「未来の部屋」:
1の部屋では、過去から現在までのタイムラインで、日本とオーストリアの関係における興味深い人物、団体・企業、出来事を紹介します。日本と関係の深いベーゼンドルファー・ピアノ、ロブマイヤーのシャンデリアが展示されています。
2の部屋では、オーストリアをイノベーションの国として紹介しています。テーマの音楽は、右側の壁に描かれた楽譜の帯や、室内に吊るされた大小の音符によって引き続き表現されています。 右の壁に表示されているのは、オーストリアの5人の著名人です。ここにはセルフィーステーションもあります。
3つ目の部屋はクライマックスとなる場所です。過去と現在を巡った後、ここで未来に到達します。来場者はAIを使った最新技術で作曲を体験できます。パビリオンで共に未来を作り上げ、作曲していってほしいというオーストリアのメッセージです。部屋ではオーストリアの紹介映像が大画面で見られます。
上階にはカフェ・ラウンジがあり、グラーツのエッゲンベルク宮殿に展示されている豊臣秀吉時代の大坂屏風が、最新の映像技術を使って展示されています。(イベント時には入場できません。)
食文化体験として、オーストリアの伝統スイーツの一つであるパンケーキ「カイザーシュマレン」が味わえます。また、EXPO会場で開催される5月23日のオーストリアのナショナルデーには、モーツァルトが愛用したヴァイオリンが演奏され、ウィーン少年合唱団が登場。
オーストリアパビリオン (P-23) は、エンパワリングゾーンにあります。会場地図はこちら。