キャンディショップ、ツッカーヴェルクシュタット
手作りのオーストリアの伝統菓子
砂糖が煮詰まる魅惑的な香りは、美味しいお菓子の製造が始まる確かなサインです。クリスチャンは、粘性のある砂糖の塊をシュガーフックの上で巧みに振り回し、何千もの気泡を取り込みんで、最後に砂糖を弾けさせるのです。しかし、最も難しい仕事は、キャンディの中に小さな花、動物、シンボル、あるいは文字などの小さな芸術作品を作ることです。
「マリアと私は、150年の歴史を持つ工芸技術を研究してきました」とクリスチャン・マイヤーは説明してくれます。 「ウィーンのシルク・キャンディーのような、長い間忘れ去られていたお菓子を手作業で作れるようにするためです」とクリスティアンはさらに続けます。
ツッカーヴェルクシュタットは、ウィーンの伝統的なキャンディーショップへのオマージュでもあります。世紀末のウィーンには、まだ400軒ほどの小さなお菓子屋さんがありました。ツッカーヴェルクシュタットは、消滅したウィーンの伝統的な砂糖菓子店へのオマージュでもあります。
ウィーンとザルツブルクの工房
「私たちのキャンディ工房を作るにあたって最も重要なことは、来場者にお菓子作りを見てもらい、私たちの情熱を感じてもらうことでした」とクリスチャンは言います。「私たちのお菓子がこんなに色彩豊かなのは、約300種類の天然植物エキスを使用しているおかげです。例えば、赤い色はサワーチェリー、赤い大根、黒ニンジンから抽出したものです」。
「私たちのゼリーは神秘的です。18世紀にウィーンのセント・チャールズ薬剤店で特別に作られた伝説的な薬草の混合物が使われています。レモン、シナモン、クローブ、ローズマリー、ユーカリのエッセンシャルオイルを混ぜ合わせた、いわゆるハーブのミラクルウェポンです。
オリジナル・ヘラー・ツッカールは、1898年創業のヘラー・キャンディ・ソーティメントの一部で、私たちの商品の中で最も美しいキャンディーのひとつです。
クリスティアン・ マイヤー, 砂糖菓子職人
誇りある仕事
マリア・ショルツとクリスティアン・マイヤーは、プロの菓子職人になろうと決心したとき、60年前に途絶えていた伝統技術を教えてくれる人を世界中に探しました。
しかし、二人が探していたものは、オーストリアにあったのです。飴細工の老舗を探しているうちに、ウィーンの伝説的なヘラー砂糖菓子工房の最後のオーナー、フリッツ・W・ヘラー氏に出会ったのです。宮廷御用達というだけでなく、皇帝の私室に入り、皇帝から個人的な注文を受けることができる、一ランク上の「カンマー御用達」という役割も持っていたヘラー飴工房は、1971年に閉鎖されましたが、120年前の「ヘラー」のカタログを提供してくれたのです。
こうして長い年月を経て、ウィーンの中心部に再びキャンディ工房が誕生しました。長い伝統を持つのはお菓子だけではありません。クリスチャンは、ウィーン1区のヘレンガッセにあるオーストリア初の高層ビルという歴史的な場所まで選びました!2013年からは、ウィーンに来たら必ず訪れたい、高品質のキャンディーショップとして営業しています。
ZUCKERLWERKSTATT WIEN
Führichgasse 3
1010 Wien