
甘いリンツァートルテの革命
驚きの味わいの世界最古のケーキ
リンツァートルテは、世界最古のレシピが残るといわれるオーストリアの伝統菓子でリンツを代表する名物です。リンツァートルテと言えば、「ナッツ入りのタルト生地に、甘酸っぱいレッドカラントジャムを挟んだ、格子模様が美しいお菓子」と誰もが思い浮かべるでしょう。
リンツのグルメレストラン「ロスバルト(Rossbarth)」の料理人コンビ、マルコ・バルトとセバスティアン・ロスバッハにとって、オーストリアの伝統料理の多くはすでに完成された“ほぼ完璧な”存在です。たとえばウィーナー・シュニッツェルのレシピでは、センメルのパン粉の代わりに他のパン粉を使う必要はありません。だからこそ、彼らにとって「リンツのオリジナル料理」を遊び心をもってアレンジすることは、とても刺激的なのです。
このチームに加わるのがパスカル・ダラローザです。彼はレストラン・ロスバルトでシェフ・ド・パルティ(持ち場の責任者)としてキャリアをスタートし、その後シェフとして腕をふるうようになりました。高い品質と創造性は評価され、2024年にはゴ・エ・ミヨで4つ帽を獲得するなど、数々の栄誉に輝いています。
リンツのオリジナルを新たに解釈
レストラン・ロスバルト
料理人コンビのマルコ・バルトとセバスティアン・ロスバッハは、「素朴な実験と型破りな挑戦」という哲学のもとで料理を手がけています。
かつて「リンツァー・シュトゥーベン」として親しまれた歴史ある空間に、新たな息吹を吹き込み、伝統的なレシピに現代的なアイデアを融合させた料理を提供しています。味わいのベースは“おばあちゃんの家庭料理”にありながらも、創造性豊かに、今の時代に合った形で再解釈されています。
また、地域の生産者やオーストリア各地の小規模な家族経営の農家との協力にも特に力を入れており、高い品質と本物の味わいを大切にしています。