オーストリア国立図書館

1368年、金文字で書かれ、豊富な挿絵が入っているヨハネス・フォン・トロッパウの福音書が完成しました。これが今日のオーストリア国立図書館設立の起点とみなされています。ハプスブルク帝国のアルブレヒト公三世が委託したこの豪華な聖書は、650年にわたる文化史と図書館の歴史を語る旅の出発点です。

オーストリア国立図書館は、プルンクザール、地球儀博物館、エスペラント博物館、パピルス博物館、文学博物館、オーストリア歴史館を運営しています。プルンクザールにはサボイのプリンツ・オイゲン公の15,000冊のコレクションを含む、1501年から1850年までの200,000冊以上が展示されています。しかし、蔵書だけでなく、8つの分野にわたる特別コレクションもこの図書館を価値あるものにしています。パピルス、肉筆文書、地図、音楽、チラシ、ポスターなどは個々のコレクションに保管されています。オーストリア最大の肉筆コレクションには、4世紀から現在にいたるまで、ほとんどすべての文字文化の主要作品が含まれています。これらのコレクションの中で最も優れたものは、図書館のさまざまな常設展や特別展で見ることができます。

ハイライトは、オーストリア国立図書館のバロック様式のプルンクザールです。18世紀に建てられたこの図書館ホールは、長さ80m、高さ20mあり、ドームはダニエル・グラン作の壮大なフレスコ画で装飾されています。ここは世界で最も美しい歴史ある図書館の一つです。

オーストリア国立図書館プルンクザール
Österreichische Nationalbibliothek
Prunksaal, Josefplatz 1, A-1015 Wien
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