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    サウンド・オブ・ミュージックの舞台

    映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、国際的な興業の成功、空想的で夢のある神話と実話の融合、ザルツブルクとその文化を世界に広めた功績をもらたしました。それは、過去にモーツァルトがこの街に貢献したと同じくらい大きなものです。一生に一度は、ぜひ主人公マリアの足跡をたどってください!

    トラップ・ファミリーは、ザルツブルクと密接に結びついています。しかし、多くの事実は広くは知られていません。例えば、この有名な家族が1933年に財産を失い、マリア・フォン・トラップが召使たちを解雇して、家族が召使用の宿舎に移り住み、母屋を貸していた事をご存じでしたか? マリアのゲストの一人が、彼女の子供の歌を聴き、フォーク・ミュージックのコンテストに参加することを薦めました。ここから、この家族の物語は始まり、やがて、今までで最も成功したミュージカルの一つへとつながっていったのです。「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」は、私たちに「エーデルワイス」、「ドレミの歌」、「マイ・フェーバレット・シングス」など、今でも世代から世代へと受け継がれている名曲の数々を届けてくれました。

    世界中からザルツブルクを訪れる人々は、この映画が撮影された街のロケ現場を見にいきます。例えば、ザルツブルクの郊外にある18世紀に建てられたロココ様式のレオポルドスクロン宮殿は、美しい湖畔にたたずむ極上の宝石に例えられる建物です。この場所で、マリアと子供たちがボートから落ちる、あのシーンが撮影されました。また、園芸の傑作と言われるミラベル宮殿の庭園も有名なロケ地です。しかし、ヘッジ劇場(ここでは、春と夏にアマチュアの合唱団とオーケストラの国際コンサートが開催されます)でドレミの歌のパレードを再演する前に、ユーモラスな姿の生き物たちが展示されているドワーフ庭園にも立ち寄ってみてください。

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