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    雄大なグロースグロックナー・アルプス山岳道路

    オーストリアで最も高い山の麓を走るグロースグロックナー・アルプス山岳道路は、世界で最も風光明媚な道路の一つです。この全長48kmの道路は標高2571mまで駆け上り、ホーエ・タウエルン国立公園の中心部まで到達しています。アルプスの鞍部を越えて行く楽しいドライブのハイライトは、東ヨーロッパで一番長いパステルツェ氷河を見下ろす、フランツ・ヨーゼフス・ヘーエ展望台です。

    雄大なアルプスを通るグロースグロックナー・アルプス山岳道路は、オーストリアで最も訪問客の多い観光地トップ3に挙げられる人気のスポットです。いくつものカーブを抜け、素晴らしい展望スポットが現れ、息を呑むほどの美しい景色が走馬灯のように目の前に広がるというだけではなく、オーストリアでもユニークなのは48㎞の区間、道路が畑から高山の牧草地、展望台まであらゆる植生を横切っているということです。

    オーストリア最高峰のグロースグロックナー山(3,798m)は、最近ドイツのマーモット誌によってアルプスで最も人気のある山に選ばれました。標高2,369mのカイザー・フランツ・ヨーゼフス・ヘーエ展望台からはグロースグロックナーを始め、3000m級の雄大な峰々やパステルツェ氷河を望めます。ハイキングをすれば、マーモットや、運が良ければアイベックス、カモシカやワシも見ることができます。自然の中で過ごす、テーマを持った数々のハイキングコースや、広々としたビジターセンターの興味の尽きない展示物は、忘れ得ない楽しい旅の思い出となるでしょう。

    山岳道路は国の指定建造物

    48kmに渡るグロースグロックナー・アルプス山岳道路は生命に満ちた記念碑です。2000年以上前、ケルト人とローマ人がイタリアから中央ヨーロッパへと山越えをした交易路に、1935年8月3日、観光客のための最初の山岳道路が開通しました。当時、世界で最も美しい道路を建設したかっただけではなく、実際建設に4,000人もの雇用を生み出し、ザルツブルク州とケルンテン州の主要なアルプス地域を結ぶ重要な南北道路が出来上がりました。建設期間は26ヵ月、180万時間、3,200人の労働者が87万㎡の土と岩を動かし、115,750㎡の石積みを作り、67の橋を建設しました。総建設費用は8,250万ユーロに相当し、当時の道路建設としては莫大な金額でした。今や年間約90万人の観光客が訪れるグロースグロックナー・アルプス山岳道路は人々の生命が息づく建築記念碑として2015年に国の指定建造物に認定されました。そして現在、ユネスコ世界文化遺産への登録を申請中です。

    グロースグロックナー

    グロースグロックナーは、初登頂以来200年以上経ったいまでも、数多くの神話と伝説が伝えられていることでも知られています。グロースグロックナーの名称の由来については、山の形が鐘(グロッケ)に似ていたからだとする説、あるいは金の発掘(ゴルト・クロッケン)に関係があるという説などがあります。

    いずれにせよ、グロースグロックナーはたいへん魅力ある山で、いまも昔も多くの人々を惹きつけ、オーストリア皇帝もその一人でした。1856年、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世は皇妃エリザベート(シシィ)とともに、この山の氷河を見物に訪れました。ハイリゲンブルートから4時間かけて、皇帝夫妻はひとつの鞍部に達し、ここが「フランツ・ヨーゼフス・ヘーエ」と呼ばれるようになりました。皇帝はこの場所に2時間以上とどまり、オーストリア最大の長さ9.4kmのパステルツェ氷河の眺望をはじめ、グロースグロックナーの偉容に深い感銘を受けたと伝えられています。

    山岳道路で深呼吸

    人々は今、素晴らしい戸外でのんびりとした時間を過ごすことを切望しています。グロースグロックナー・アルプス山岳道路はまさに深呼吸をするための十分な環境が整った理想の場所です。48㎞もの長い距離、美しい山岳景色を眺めることは健康に絶大なプラスの効果を与えます。ルート沿いの透き通った山の空気の中で自然と深呼吸!特に雪に覆われた3,000mの山頂と緑の広がりが視野に入っているときは、深呼吸をするのに最適な時です。

    道路から少し離れると、緑豊かな高山の牧草地と色とりどりの花の海が足元に広がります。牧草地でリラックスして空を見ていると、自分が自然の一部と感じられます。生意気そうなマーモットや珍しいアポロ蝶も歓迎してくれます。ハイキングが好きな人には、気軽な散歩からテーマ・トレイルや高山の登山まで、ホーエタウエルン国立公園の山々にネットワークが広がっています。ここにいると徐々に健康になっていきます。新鮮な空気の中で運動すると体の循環と代謝を促進し、それが私たちの免疫システムを活性化することは科学的に証明されています!

    〇アルプスの野生動物をウォッチング 

    初夏には高山植物たちが美しい花を咲かせ、グロースグロックナー・アルプス山岳道路を鮮やかに彩ります。また、自由気ままにアルプスを駆け回る野生動物に出会えるのも、グロースグロックナーの特徴の一つです。 

    グロースグロックナーを含む1800平方キロにも及ぶ山岳地域と、その間に広がる渓谷や森林地帯は、動植物保護区であるホーエ・タウエルン国立公園となっていて、希少な野生動物が暮らしています。公園内をトレッキングしていると、至る所からマーモットの鳴き声が聞こえ、時にはファミリーで姿を見せてくれることも。運が良ければ、立派な角を持つアイベックスにも出合えます。 


    〇全長8キロメートル!東アルプス最長の氷河を間近に見る 

    一番の見どころとなっているのが、カイザー・フランツ・ヨーゼフス・ヘーエ。ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフにちなんで名づけられた標高2,369メートルの展望台で、8キロにも渡る壮大なパステルツェ氷河が目の前に現れます。東アルプスで最も長い氷河の迫力に圧倒されること間違いありません!ハイキングの登山口にもなっているので、氷河を間近に感じたいならハイキングにトライするか、ケーブルカーで下りてみましょう。 


    〇まもなく世界遺産!? 期待高まる名所をいち早く訪ねる

    雄大な景色を楽しむことができるグロースグロックナー・アルプス山岳道路は、ユネスコ世界文化遺産への登録を申請中です。登録されればオーストリアで11番目のユネスコ世界遺産(文化・自然含む)となります。 

    かつてベテランの登山家しか登れなかったグロースグロックナー。より多くの人々が雄大な氷河や雪渓の世界に近づけるようにと1930年代に山岳道路が建設され、約90年経った今でも多くの人々を魅了し続けています。1856年には皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリザベートも訪れ、他では見ることのできない景色を堪能しました。 



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      雄大なグロースグロックナー・アルプス山岳道路

      オーストリアで最も高い山の麓を走るグロースグロックナー・アルプス山岳道路は、世界一風光明媚な道路の一つです。この全長48kmの道路は標高2571mまで駆け上り、ホーエ・タウエルン国立公園の中心部まで到達しています。
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    グロースグロックナー・アルプス山岳道路のお問い合わせは

    Grossglockner Hochalpenstraßen AG

    Rainerstraße 2

    A-5020 Salzburg

    Austria

    電話番号:
    +43 662 873673-0

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