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    ウィーンの一日、モデルコース

    インペリアル・ウィーン - 永遠のエレガンス

    ウィーンの街を散策すると、まるで帝国の時代に戻ったような感じがします。旧市街はユネスコの世界文化遺産で、どこにいても歴史が感じられます。 ウィーンの一日をどのように過ごせば、ウィーンらしさを満喫できるかを、ウィーンの見逃せない見所とともにご案内します。

    ウィーンには27の宮殿と、163もの大邸宅があります。ウィーンの壮大なリング通り沿いには、公園や素晴らしい建物が建ち並んでいて、徒歩であっても、伝統的な観光馬車フィアカーに乗ってでも、いつでもそれは特別な体験となります。

    もし、ウィーンっ子がブルクに行くと言ったら、それはブルク劇場に行く事を意味し、それに隣接しているホーフブルク王宮のことではありません。旅行者にとって重要な、ウィーンの観光名所の一つであるホーフブルク王宮は、600年以上にも渡り、ハプスブルクの皇帝の居城でした。今日、この印象的な建物には、重要な博物館と貴重な大広間がいくつもあり、イベント会場になっています。

    日曜日、王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団のミサに参加した後、スペイン式宮廷馬術学校のリピッツァーナー種の白馬の優雅な演技を見ることができます(夏休みは除く)。スペイン式宮廷馬術学校の馬術は、2015年12月以来、オーストリアの無形文化遺産に登録されています。

    宮廷芸術が好きな人は、ウィーンで最も知られた宮殿にまず惹かれるでしょう。シェーンブルン宮殿には、皇帝の家族が使用した1441室もの部屋があります。その内のメインの豪華な多数の部屋が一般に公開されています。庭園には、1918年に建てられたパルメンハウスなど、建築の傑作が多数あります。また、ここには1751年に造られた世界最古の動物園があり、子供ばかりか大人も楽しめるアミューズメントパークです。

    城壁に囲まれていた旧市街を歩く

    UNESCO世界遺産にも登録されているウィーンの旧市街は、昔は城壁と堀に囲まれていました。その外側には敵が襲来したときに防衛の邪魔にならないよう帯状の空地が設けられていました。1858年から1865年にかけて、それらを取り壊してできたのが、全長約4km、約57mもの幅の広い環状道路リングです。ウィーンの旧市街はほぼ五角形をなす、この環状道路に取り巻かれているため、大変わかりやすく散策できます。

    旧市街のまさに中心に建つのが、ウィーンのランドマークであるシュテファン大聖堂です。大寺院の広場から南に延びているのがケルントナー通り、西に延びているのがグラーベン通り、グラーベンと交差しているコールマルクト通り一帯は歩行者天国になっており、当市一番のショッピング街です。

    環状通りのリング沿いには、首都にふさわしい威容を伝える多くの豪華な公共および民間の建物が立ち並んでいます。19世紀中頃に流行した歴史主義に基づき、古典的なギリシャの様式からユーゲントシュティール(アール・ヌーボー)にいたるまでの、過去のいろいろな時代の建築様式を忠実に再現した建物が、この環状道路を飾っています。

    環状道路沿いの主な見所は、ケルントナー通りと交わる角に建つ美しい国立歌劇場、時計回りに進むと、新・旧のホーフブルク王宮と王宮門と英雄広場にやってきます。道路の向かい側には、美術史博物館と自然史博物館が、女帝マリア・テレジアの記念碑のある広場を間に挟んでツインに向かい合っています。さらに国会議事堂、市庁舎、ブルク劇場、ウィーン大学と通りの左右に続きます。

    リングから少し外側に出たあたりには、ウィーンの美術や音楽の殿堂がいくつか位置しています。カールスプラッツ広場に面してバロック様式のカールスキルヒェ教会が建ち、この広場の北東寄りには楽友協会、また、広場からちっと西よりには、屋上に月桂樹をあしらった金色のドームをもつセセッシオンという世紀末ウィーン美術を代表する建物があります。

    さらに、旧市街から外に中央駅の方向に行くと、美しいバロックのベルヴェデーレ宮殿があります。宮殿は2つの建物から成り、緩やかな傾斜地を巧みに利用した広くて美しい庭園の上手に上宮、下手に下宮が建ち、両宮殿とも美術館となっています。上宮には有名なクリムトの「接吻」が展示されています。

    都心から数キロ西南方向に行くと、誰もがウィーンで訪れる、世界遺産のシェーンブルン宮殿があります。広大な宮殿は1696年から1713年にかけて、フィッシャー・フォン・エアラッハにより今の形に設計され、造営されました。このハブルブルク家の夏の宮殿は部屋数が1441部屋。そのうち最も重要な40部屋が公開されています。庭園の美しさは世界に誇るもので、色とりどりの花が植え込まれた花壇、彫刻で飾られた噴水、庭園の最高所に聳えるグロリエッテ、ヨーロッパで最古の動物園、温室などが見られます。

    5つの重要な見所

    シェーンブルン宮殿

    かつてのハプスブルク家の夏の離宮で、宮廷の式典の広間や美しい庭園があります。マリア・テレジア、皇帝フランツ・ヨーゼフ、皇妃エリザベート等、高貴な人々が住んでいました。

    ホーフブルク王宮
    ウィーンの王宮は世界最大の複合宮殿建築の一つです。建物の最も古い部分は13世紀まで遡り、建設は20世紀まで続きました。王宮は、1918年までハプスブルク帝国の皇帝の居城でした。

    スペイン式宮廷馬術学校
    古典的な馬術を保存する世界で唯一の公共機関で、今もその原型を維持実践しています。何年にも及ぶ訓練により習得した、人馬一体の見事な馬術の演技は、忘れ難い感動を与えてくれます。

    ミュージアム・クォーター (MQ)
    1713年、カール4世は王宮近くにバロック様式の厩舎の複合施設を建設させました。現在はMQとして、世界最大の芸術と文化の複合施設の一つで、ポップな野外のベンチが人気です。

    ウィーン美術史博物館 (KHM)
    ハプスブルク家が蒐集した膨大なコレクションを収蔵するために、1891年に建設されました。優れた作品群とブリューゲルの世界最大コレクションにより、世界で最も優れた博物館の一つに評価。

    一日モデルコース

    典型的なウィーンの一日は、伝統的なカフェでの朝食に始まり、夜遅くに立ち寄るソーセージ・スタンドで終わります。その間に、街の有名な見所を観光して回りましょう。

    • ウィーン国立歌劇場
    • TIAN Restaurant in Wien
    • Shopping St. Johann
    • ZOO, Tiergarten Schönbrunn
    • Tafelspitz
    • オランジェリーでのシェーンブルン宮殿コンサート
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    ウィーンで買いたいお土産10


    1 . オリジナル・ザッハートルテ
    オリジナルのザッハートルテは、1832年以来、フランツ・ザッハーにより考案・完成されたオリジナルレシピに従って手作りされています。この特別なチョコレートケーキは、毎年36万個以上も焼かれています。
    2. マンナー
    有名なマンナーのクリーム入りウェハースから、ナポリ・チョコレートで覆われたクッキーや、ピンクの包装紙に包まれたマンナー製品は、マニアやファンが多い人気のお菓子です。本店はシュテファン大聖堂のすぐ横です。

    3. ロブマイヤーのガラスの芸術
    1823年以来、ロブマイヤーは、脚付きグラスから花瓶まで、高級グラスを作り続けています。その中でも、魅力的なギフトが、手吹きグラスと、ハンドカットのグラスです。ショップはケルントナー通りにあります。

    4. アウガルテンの磁器
    アウガルテン磁器はラグジュアリーなサービスと、優れたデザインから生まれる個性的な磁器製品です。
    ショップは旧市街ではSpiegelgasse 3に、工房・ミュージアム&ショップは2区のObere Augartenstraße 1にあります。

    5. スワロフスキー・クリスタル・ショップ ウィーン
    クリスタルに特化したスワロフスキーのウィーンにおける専門店。ケルントナー通りのショッピングの魅力の一つです。

    6. 「シシィの星」
    シシィの名の方が知られている皇妃エリザベートは、フランツ・クサーバー・ウィンターハルターが描いた肖像画の中で、髪にいくつものダイヤモンドの星を付けていました。この「シシィの星」のオリジナルを作ったのがケッヒャートKöchertでした。

    7. オーストリアの伝統工芸品 Österreichische Werkstätte
    ケルントナー通りに専門店があります。ウィーン工房とユーゲントシュティール(アールヌーボー)に焦点を当てたスタイリッシュな生活を提案する、高品質なテーブルウエア、ジュエリー&アクセサリーなどユニークなデザインの商品が揃っています。www.oew.at

    8. エレガントなシルバー製品 Wiener Silber Manufaktur
    1882年に創立されたウィーン・シルバー・ファクトリーは、ホフマンのシルバーウエアから、オットー・プルチャーのパンプキン型テーブルウェアまで、現在でもウィーン工房のデザインの製品を多数製造しています。

    9.ウィーン・スノーグローブ
    オリジナルのウィーン・スノーグローブには、ミニチュアの世界が広がっています。シュテファン大聖堂と大観覧車の上に、静かに雪が降り積もり、ウィーンの思い出が活き活きと蘇ります。

    10. ウィーン・ローズファクトリー Wiener Rosenmanufaktur
    ここのオーナーは、ゼリー、シロップ、スプレッド、リキュールの他、ウィーンの23区にある彼女のバラ園で育てたバラの花弁から作った化粧品を販売しています。ショップはSchönlaterngasse 7

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