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    ウィーンの料理

    多民族国家であったオーストリア帝国の首都ウィーンには、様々な民族と共に美味しい料理やデザートがもたらされ、伝統的な料理として今もグルメたちを満足させています。

    ウィーンの料理とお菓子は、ハプスブルク家の歴史と深く結びついています。帝国の発展とともに、ウィーンに様々な料理とお菓子が続々と流れ込んできました。
    ハンガリーからはクレープの原形である「パラチンケン」や、貧困生活のシューベルトの好物だった鍋料理「グーラッシュ」、ボヘミアからは酵母菓子といった具合に、帝国の一部だった各地から帝都ウィーンへと受け継がれ、現在の洗練された味覚へと変化したのです。ですから、ウィーンの伝統料理では、どんな人の口にも合う「味の芸術品」をみつけることができます。
    代表的なウィーン料理■ウィーナーシュニッツェル:世界に名高いウィーン料理。パン粉をつけて両面を焼いた仔牛のカツレツ。
    ■ターフェルシュピッツ:格調高いウィーン料理。スパイス、レモンの皮などで味つけしゆでた牛肉。
    ■様々なコンソメスープ:短冊状のクレープ入りのものや粗挽き小麦粉のダンゴ入りなど、バリエーション豊か。
    ■ザッハートルテ:世界的に知られるウィーンの名物。伝統を誇るホテル・ザッハーのチョコレートトルテ。
    ■アプフェルシュトゥルーデル:ごく薄いパイ皮にたっぷりのリンゴを包んだアップルパイで、トルコから入ってきました。
    ■ザルツブルガー・ノッケッル:小麦粉と玉子と粉砂糖でメレンゲ状に仕上げた菓子。
    ■グーゲルフップフ:各地で見られるリングケーキ。マリー・アントワネットがフランスへ持ち込み「クグロフ」になりました。
    ■カイザーシュマーレン:パンケーキにレーズンを加えオーブンで焼いた後、細かくちぎり粉砂糖を振りかけたもの。
     カフェ文化 ウィーンにはたくさんの特徴あるカフェがあり、芸術家や学生を始め市民に愛されている憩いの場所です。オーストリアの「カフェ文化」の歴史は古く、1683年のトルコ軍による第二次ウィーン包囲まで遡ります。トルコ軍の残したコーヒー豆をきっかけにカフェハウスの歴史が始まったとされ、現在、オーストリアのカフェハウスでは様々な種類のコーヒーが楽しめます。
    ■メランジュ:最もポピュラーなコーヒー。ミルクにホイップクリームと泡立てたミルクを加えたもので、ソフトな味わい。
    ■ブラウナー:生クリームまたはミルク入りの一般的なコーヒー。大(グローサー)と小(クライナー)があります。
    ■カプツィーナ:ホイップクリームを浮かせカカオの粉をふったもの。
    ■モカ:濃いブラックコーヒー。シュヴァルツアーともいわれ、小さなデミタスカップで出されます。
    ■アインシュペナー:日本式の「ウィンナーコーヒー」に最も近く、持ち手のついた背の高いグラスで供されます。
    ■アイスカフェ:日本のアイスコーヒーとは異なり、グラスにバニラアイスを入れた冷たいモカコーヒー。