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    グラーツ - 多彩で、クリエイティブな街

    通りをそぞろ歩きし、地元の人のように物事を見、偏見なしに新しい発見を受け入れ、小さなデザインショップを発掘し、ユニークなカフェを訪れ、彫刻公園を写真撮影の舞台に使う...、これがグラーツでの一日の過ごし方です。

    グラーツの街並みを一望して、この都市の全体を把握したい方は、地元の人たちに人気の展望台、シュロスベルク(城山)に登ることをお薦めします。


    眺めがいいテーブルで朝食を

    グラーツの時計台からほど近く、賞をとったレストランが、“aiola upstairs”です。グラーツの建築家がデザインしたこの店は、親しみやすい、モダンなインテリアと、広々としたサンテラスが自慢です。とても巧みで特徴となっている点は、建物そのものが山中へと延びていて、立方体のガラスの側壁が完全に地面へ下がるようになっていることです。天気がいい日には、そのため店のほぼ全体が、素敵な野外レストランに変身します。


    トレンディな地区にある小さなカフェ

    260段のシュロスベルクの階段を下り、ムーア橋を渡ると、「レント」と呼ばれる、この街の今流行りのエリアに行き当たります。昔はちょっとみすぼらしかったこの地区を、街のトレンディな待ち合わせ場所に変えたのは、ここでもクリエイティブな人々でした。タークヴェルク(tag.werk)や、クヴィール(kwirl)のような、数多くのデザインショップも、この地区に移転してきて、マリアヒルファー通りの周辺地区を、ユニークな雑貨を見て回るのに最適な場所に変えてくれました。毎朝(日曜日を除く)、レントプラッツ広場でファーマーズ・マーケットが開かれます。果物や野菜のほか、幅広い種類の地場産の特産物が売られていますので、地元の人たちはここをよく訪れます。彼らの間では、小さくて可愛らしいカフェ「可愛いルイーゼDie süße Luise」(露天No.9)もよく知られています。この店では、とても美味しいトルテやスイーツのほか、この街で一番美味しいと評判の、シュタイヤマルク州東部の秘密のレシピによって作られたアップルパイが自慢です。ここは、朝の時間をのんびり過ごすのには最高の場所です。


    昼間はクンストハウスで

    マリアヒルファー通りの反対側の端には、グラーツのクンストハウス現代美術館があり、そのすばらしい近代建築は、地元の人や観光客から別名「フレンドリーなエイリアン」と呼ばれ、親しまれています。この巨大で奇妙な形の施設は、グラーツがヨーロッパ文化首都に選ばれた2003年に、この地に舞い降りました。以来、この建物は大学都市、グラーツのモダンなシンボルとなり、その物議を醸し出す外見と共に、優れた内容の展覧会の価値も高く評価され、注目を集めています。美術館内のカフェは、グラーツのクリエイティブな人々、学生、そして、もちろん現代アートのファンの待ち合わせ場所として人気があります。


    日没は彫刻公園で

    グラーツの人たちのお気に入りの場所は、街の外れにある彫刻公園。この公園の草の生えた丘の部分、約サッカー場7つ分の広さの場所に、有名なオーストリアの芸術家や国際的なアーティストたちの彫刻作品70点以上が展示されています。例えば、超大型のスーツケースのハンドルの横には、飛行機のパーツや、座礁した船などがうず高く積まれているといった具合に、とてもユニークな作品が見られ、まるで大人の遊び場です。ここでは、彫刻作品に自由に触れられ、登ることもできます。巨大なピンク色のソフトボールの上に飛び乗ったり、彫刻作品をバックに、革新的な写真を撮とることもできます!

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