ザルツブルガー・ノッケル
- Classics
- Dessert
ザルツブルク料理の基本は、比較的素朴な食材やレシピにありますが、それらをさまざまな方法で洗練させたり、工夫して変化を加えたりする技が光ります。中でもザルツブルクを代表する名物といえば、やはり白いデザート、ザルツブルガー・ノッケルです。
作り方
- 調理時間: 20 分
- 4 人分
卵白をグラニュー糖を加えながら角が立つまで泡立てる。
バニラシュガーと卵黄を混ぜる。
小麦粉を少しづつ混ぜる。
浅いフライパンか耐熱容器皿(ステンレス製、耐火ガラス製など)にバターを塗る。ペストリースクレーパーで、生地をピラミッド型の3つ山にして入れ、220° Cに予熱したオーブンで9分焼く。
材料
ザルツブルクを訪れたら、郷土の名物スイーツ「ザルツブルガー・ノッケル」にトライしてみてはいかがでしょう。ケーキショップには置いていないので、旅行者にとってはレストランでのデザートでしか食べるチャンスはないかもしれません。
ザルツブルクの3つの山をかたどったとされる白いスフレ(泡立てた卵白にクリームなどを混ぜてふんわりと焼いたもの)、ザルツブルガー・ノッケルの歴史は古く、すでに16世紀には食されていた記録があります。ハプスブルク家の食卓にも登場していたようで、皇帝一家も淡雪のように溶けていく軽い口当たりを楽しんだに違いありません。
焼き上がったザルツブルガー・ノッケルは、塩の街・ザルツブルクの山々を思わせる白さが人々をとりこにし、運ばれたテーブルからしばしば感嘆の声が上がります。しかし塩の街の名物であっても、デザートというだけあり、甘さは十分なものです。そして、サイズも想像以上の大きさです。
召し上がるときは何人かでシェアすることをおすすめします。たいていラズベリーソースとともに出されるので、甘酸っぱさをうまく組み合わせて召し上 がってください。コーヒーを一緒に飲むなら、モカ(ストレートのブラックコーヒー)か、ブラウナー(濃いめのコーヒーにミルクをひと注ぎ加えたもの)のよ うな、シンプルな味わいのものがよいでしょう。