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    • ザルツブルク音楽祭、イェーダーマン

    2020 ザルツブルク音楽祭100周年

    2020年は、世界が注目するザルツブルク音楽祭が創立100周年を迎えます。今日まで、この音楽祭は、コンサートと共に、ドラマやオペラの公演を組み合わせたユニークなフェスティバルとして、大物アーティストたちや世界中から訪れるビジターたちを、惹きつけてきました。今年は大幅に規模を縮小して開催されます。


    ザルツブルク音楽祭は、100年前荒廃したヨーロッパの人々を和解させることを目的とした平和プロジェクトとして、マックス・ラインハルト、リヒャルト・シュトラウスらによって創設されました。ホフマンスタールの言葉を借りれば、ザルツブルク音楽祭はオペラと演劇の両方を、最高の状態で上演するために設立されました。今日、ザルツブルク音楽祭は世界で最も有名なフェスティバルです。この宝石のような音楽祭の舞台となるのは、バロック建築が建ち並ぶ市の中心部と、かつて世界の旅人アレクサンダー・フォン・フンボルトがこの地球上で最も美しい景色と呼んだ周辺地域です。
    上演スケジュールは、オペラ、演劇、コンサートから構成され、この音楽祭の守り神であるモーツァルトの作品から現代音楽、クラシック作品からアヴァンギャルドな実験的作品、ホフマンスタール作の「イェーダーマン」から現代劇作家や作曲家による世界初演作品まで、と広範囲に及びます。このように、ザルツブルク音楽祭は、永い間に培われてきたホスピタリティーに溢れたこの街に毎年集まって来るすべての人々に楽しんでもらえるように、他の音楽祭より幅広いスタイルとジャンルをカバーしています。
    ザルツブルク音楽祭は、その創設から2020年は100年を迎えますが、未だに発展の潜在能力は衰えていません。新しい舞台監督や指揮者が参加し、新作の戯曲や作曲作品が上演され、上演スケジュールは拡大し、新たな上演会場が確保されています。昔から新しい音楽が、音楽祭の焦点となってきました。
    アルプスとザルツカンマーグートの湖水地帯の近くに位置するザルツブルクは、日中に田舎へ散策に出掛けるには最適な出発点です。しかし、夜の帳が下りる頃、街の通りや広場は再びエレガントに着飾ったフェスティバルに訪れた人々が繰り出し、ザルツブルク音楽祭特有の雰囲気が満ち溢れます。そして、フェスティバル・ホール、劇場、教会、大聖堂の広場のすべてが、音楽祭の哲理である ― フーゴ・フォン・ホフマンシュタールの言葉を借りればドラマティックな演技がよく表現された舞台となっています。

    音楽祭の町、ザルツブルク

    新型コロナウィルスの影響で開催期間は短縮

    新型コロナウイルスがオーストリアでは大幅に新規感染者が減ったことにより、オーストリア政府が定めた規定に基づき、2020年ザルツブルク音楽祭は期間と規模を大幅に縮小して実施されます。音楽祭事務局は独自の厳しい安全対策を打ち出し、公演を最善の状態で遂行します。

    通常の安全対策以外の施策:

    • 予約席に着席している以外はマスク着用のこと
    • ソーシャルディスタンシングを保守するために販売座席数を1/3に限定、また会場も区分けする
    • 会場は通常の16か所から8か所に減らす
    • 休憩、飲食売り場なし
    • チケットには購入者の連絡先情報を入れる


    公演:

    オペラ- 12公演、演目エレクトラ、コシファントゥッテ
    演劇- イェーダーマンなど29公演
    コンサート- ウィーンフィルハーモニー管弦楽団など53公演

    音楽祭100周年の記念公演は2021年に持ち越されます。


    チケット販売:

    •6月29日から:ザルツブルク音楽祭の友の会とサポーター。
    •7月6日以降:キャンセルされた公演のチケットを購入した一般のお客様。
    •7月13日から:2020ザルツブルク音楽祭のチケットをまだ購入していない方への一般チケット販売


    日程:
    2020年8月1日~8月30日

    詳しいプログラムは

    ザルツブルク音楽祭特別展

    2020年7月26日から2021年10月31日まで、ザルツブルク音楽祭100周年を記念した、ノイエレジデンツのザルツブルク博物館において、ザルツブルク音楽祭についての展覧会が開催されます。1,800m²の展示エリアでは、フェスティバルの年表に加えて、過去100年間の作品のドキュメント、音楽祭の歴史を通して現在、そして未来を見ることができます。また、音楽祭の発展とともにザルツブルク市自体の歴史、政治そして経済的発展も見ることができます。ザルツブルクカードがあれば入館無料です。

    詳しくは
    Außenansicht Salzburg Museum

    ザルツブルク音楽祭、簡単な年譜

    ザルツブルク音楽祭、簡単な年譜

     

    1917年 ザルツブルク祝祭劇場協会発足
    1920年 第一回「ザルツブルク・フェスティバル」開催。中世イギリスの宗教劇「イェーダーマン」大聖堂前広場で上演。
    1921年 第二回 モーツァルトのコンサートも公演
    1922年 第三回 イェーダーマンの他、ホフマンスタールの新作戯曲「ザルツブルク大世界劇場」を大学教会で初演
    1923年 第四回 レオポルツクローン城で「病は気から」上演
    1925年 祝祭劇場(元は冬季乗馬学校)こけら落とし「ザルツブルク大世界劇場」
    1926年~ イェーダーマンが毎年公演。オーケストラ、野外オペラも公演
    1926年 フェルゼンライトシューレを始めて使用し「二人の主人に仕える召使」上演
    1928年 仮面の町、ザルツブルクをイメージしたポスターデザイン誕生、現在のロゴ
    1950年 ザルツブルク音楽祭基金設立
    1956~1960年 カラヤン、音楽祭芸術監督
    1960年 現在の祝祭大劇場完成
    1993~2001年 ジェラール・モルティエ総監督
    2006年 最初の祝祭劇場で、近年2004年までは祝祭小劇場と呼ばれていた劇場がモーツァルトホール(Haus für Mozart)として誕生

    ザルツブルク音楽祭の歴史について詳しくは