年末年始、オーストリアは音楽であふれます。世界中に放映されるウィーンフィルのニューイヤーコンサートを始め、各地でニューイヤーコンサートが行われます。大晦日から元旦にかけては繁華街はパーティー会場となり、花火や爆竹で華やかに新年を祝い、世界中からの訪問者で賑わいます。
ウィーンの年末年始のイベント
年末年始、ウィーンはイベントが一杯です。ウィーンフィルの年末・大晦日コンサート、元旦のニューイヤーコンサート、ウィーン交響楽団のベートーベンの第9、国立歌劇場とフォルクスオーパーでの「こうもり」、アン・デア・ウィーン劇場でシルヴェスターガラ、ライムント劇場やロナハー劇場などでミュージカル、ホーフブルク王宮やシェーンブルン宮殿、アウアースペルク宮殿などの宮殿でもワルツなどのコンサートが行われます。 カールス教会でコンサートを聴いて年末新年を祝うこともできます。
12月31日にはウィーンの旧市街全体が、広大なパーティー会場となります。最高のエンタテイメントが楽しめるのは「シルヴェスター(大晦日)の小路」で、ウィーン市庁舎から旧市街の入り組んだ小路へと続いています。この14時からスタートする、シルヴェスターの小路にはポンチ酒などの飲み物やスナック屋台が立ち並び、ワルツからポップまで様々なジャンルの音楽やパフォーマンスなどが繰り広げられます。特に人気の高いのはグラーベンのクラシック・マイルです。ウィーンのダンス学校は、グラーベンで速成ワルツ・コースを開催します。夜には国立歌劇場で上演される「こうもり」は生中継されます。新年を迎える深夜12時には、シュテファン大聖堂の大きな鐘プンメリンが鳴り響き、「美しく青きドナウ」が流れます。市庁舎前広場と、プラーターでは大規模な花火打ち上げられます。
また、大晦日にはホーフブルク王宮での優雅なディナーとワルツが楽しめる大舞踏会（2022年は中止）や、市庁舎や宮殿、そして市立公園内のクアサロンや有名ホテルやレストランでシルベスターガラディナーが開かれます。また、船でドナウ河へ繰り出したり、皇帝列車で大晦日のディナーに出かけるのはいかがでしょうか?
新年に幸運をもたらす煙突掃除夫、子豚、四葉のクローバーなどのフィギュアはシェーンブルン宮殿の前にはニューイヤーマーケットや プラーターの大観覧車前広場のウィンターマーケットに並んでいます。
元旦は11 時から行われるウィーン楽友協会ホールでウィーンフィルのニューイヤーコンサートは、世界中へテレビ中継され（90か国）、約100万人が見るといわれています。ウィーン市庁舎前広場では大スクリーンにこのコンサートの様子が映し出されます。
12月30日から1月1日にかけて旧市街のレジデンツ広場でコンサート、パーティなどの年末・大晦日イベントが行われます。もちろん食事用のスタンドもたくさん立ちます。
新年の始まりと共にホーエンザルツブルク城の向こうに打ち上がる美しい花火、大聖堂の鳴り響く鐘の音とオーストリアの定番、「美しく青きドナウ」を聴きながら踊るワルツなど、カウントダウンのイベントでは世界中から訪れる観光客も地元の人々と一緒にお祝いをします。お正月に行われるいろいろなイベントも見逃せません。ザルツブルク護衛隊による新年を祝う射撃も行われます。
コンサート:
大晦日の夜には祝祭大劇場でのモーツァルテルム管弦楽団によるコンサートを始め、マリオネット劇場のこうもりやモーツァルテウム、ザルツブルク州立劇場、ホーエンザルツブルク城、ミラベル宮殿などでさまざまな音楽会が開かれます。
また、元旦には上記の会場をはじめ多くの会場でニューイヤーコンサートが開催されます。
年末の3日間はグロッケンシュピールプラッツでは、クリスマスマーケットが大晦日のマーケットに移ります。また、伝統的にフランツィスカーナープラッツ、マリアヒルファープラッツの各広場でパーティが行われます。
大晦日の特別路面電車: 12月31日09:00~14:00。旧市街をノスタルジックな特別路面電車が走ります。
また、大晦日マラソンが31日の午後に開かれます。
街中からノルトケッテケーブルカーでわずか20分で、1905mゼーグルーベの山頂です。ここにはアルプスのラウンジと呼ばれるヒュッテ・レストランがあります。大晦日と新年を祝うインスブルックのお客様はウェルカムドリンクでもてなされ、豪華な食事と、選び抜かれたワイン、ライブ音楽とともに忘れがたきひと時を過ごすことができます。
スポーツの中心地、インスブルックらしく大晦日には大晦日マラソンが市中で16時から行われます。元旦にはコングレスセンターでニューイヤーコンサートが開かれます。
