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    グリースノッケルズッペ

    このレシピに大事なものは粗いセモリナ粉と室温に戻したバターです。それがあれば、簡単にどなたでも上手に調理できます。

    オーストリアの団子(ノッケル)とイタリアのニョッキとの類似点は、イタリア好みのオーストリア人の食通にとっては、見てすぐに分かるものです。どちらの国でも、この団子状の美味しいものに、スパイシーなひねりを与えています。これらのセモリナ粉で作った団子、「グリース・ニョッキ」だけが、ブレンナー峠の向こう側では、探してもなかなか見つからない珍しい食べ物であるのに対し、オーストリアのスープの世界では、よく見かける食材です。


    作り方

    室温になったバターをボウルに入れて、クリーム状になるまで強く攪拌する。塩とほんの少量のナツメグで味付けする。
     

    卵を加えて、しっかりとかき混ぜる。これにセモリナ粉を振り入れ、表面がなめらかになるまでよく混ぜる。ラップを掛けて、15分~20分ねかせる。
     

    大さじ2本を使い、作業の間中、頻繁にスプーンを熱湯に浸けながら、生地をスプーンで団子の形に成形する。好みにより、出来上がった団子を軽くオイルを塗った板、または皿の上に並べ、そのまま短時間ねかせる(これにより、団子がさらに膨らむ)。

     

    大鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を入れる。団子を沸騰したお湯に入れ、再び沸騰したら火を小さくして、弱火で優しく10分~15分煮る(注意:グラグラする沸騰ではなく、必ずコトコト煮ること!)。煮ている間、時々注意深く団子をひっくり返す。

     

    セモリナ団子を注意深く、お湯から取り出し、用意しておいた熱いスープの中に並べる。すぐに食卓に出し、刻みパセリかアサツキを振りかける。

     

    セモリナ団子は、ビーフスープの中で煮てもよいが、その場合スープが少し濁る。スープに入れた団子は、あまり長い時間そのままにしない。入れたままにすると、団子がスープを吸い込み、やわらかくなってしまうので注意。

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