手工芸を身近に体験
手工芸館の突き当りには、上階の工房に通じる短い木製の階段があります。そこを上がると、工具や製品が展示されていて、古い壁に設えた窓から光が注いでいます。靴職人、木材旋盤工、大工、室内装飾職人、帽子職人、置き時計職人らが展示スペースを共同で使用しています。ここでは、眼鏡作りの名工も紹介されています。彼は本物のシカの角から、眼鏡フレームを作っています。この材料は特別なもので、今日では非常に貴重な高品質の素材でできています。
また、昔の労働の様子や今日の製品なども展示され、例えば、トラッハト“Tracht”と呼ばれるいろいろな職業の服装も展示されています。