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    やっと得られた「私だけの時間」

    もしウェルネスとはスチームバスとマッサージのことだと思っているなら、それは間違っています。実は、ウェルネスとはライフスタイルそのものです。

    しかし、簡単に言ってしまえば、もしあなたが自分の内なる声を聴き、周囲の美しいものに集中すれば、完璧な至福の状態はどこででも得られます。

    ウエルネスの語源は、well-being(健康で安心なこと)とfitness(体の健康)という2つの言葉からできていて、単に日常のストレスから短時間逃れる以上の重要なものを意味します。それは、どのようにしたら長期間に渡って、自分の健康で安心な状態をより良くしていけるのか、ということなのです。

     

    しばしば、内なる自分と再び触れるには、腕時計を外し、ホテルの部屋に携帯電話を残して、一日だけ時間のことは忘れなさいとよく言われます。約束なし、騒音なし、電話の呼び出しなし...。しかし、それよりもっと物事に邪魔されない、平穏な喜びを強く感じる瞬間があります。それは、朝食前に、冷たい朝露を踏みしめながら、アルプスの牧草地を素足で散策すること。泉から直接飲む、氷のように冷たい純粋な水の味わい。もしくは、夕陽の照り返しを受けてオレンジ色に染まる湖畔の夕べの雰囲気を味わう時です。

    そこには、ただの日帰り旅行の目的地以上の充足感があります

    もし、感覚を解放し、時と自分自身に完全に集中すれば、心地よいことが徐々に起こり始めていることに気付くでしょう。そして意識が心の騒ぎを消し去り、代わりに温かい充足感が心を満たして行きます。特に、「私だけの時間」を新鮮な空気の中で行う運動と組み合わせれば、なお効果的です。汗をかく場所は、サウナだけではありません。ハイキングで近くの山に登るのも同様な効果が得られるし、登る間に素敵な思い出作りができるというおまけも付きます。目的地に着いた時点で、自分に対してかなり鼻高々な気分になれますが、それだけではありません。今まで自分では感じた事がない筋肉があることに気付きます。そしてまた、空腹にもなります。それは、自分への褒美としてボリュームあるスナックをご馳走する最高のタイミングです。食べ物を一口食べる度に、また、飲み物をグイッと一口飲む度に、いつもより倍美味しく感じ、長い間感じたことのなかったほどの元気を実感できるでしょう。
     

    長期間にわたる快適なライフスタイル

    自分だけの時間を持って一番いいところは、そこで得たエネルギーが長持ちする種類の活力である点です。それは、空いている時間に急いで行った健康ジムで得る一瞬の爆発力より、比べ物にならないほど長く持続します。ウェルネスは本当に、よくあるただの宣伝文句ではありません。それは、より優れた健康と安心へ、優しく導いてくれる生活に対する姿勢なのです。大事なことを言い忘れましたが...、自分を取り戻すことでもあります。

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