ウィーンのオリジナル・スノーグローブ
一度振るだけで小さなドームの中に雪が降り、メルヘンの世界が現れます。スノーグローブを知っている人多いでしょうが、どこで生まれたかを知っている人はほとんどいません。実は世界的に有名なスノーグローブはオーストリアから広がりました。ペルツィのウィーンにあるオリジナル・スノードーム工房を訪れてみてください。
ウィーン発、魅力いっぱいの発明品
偉大な都市には画期的な発明が生まれています。ニューヨークでは電話、パリでは熱気球、ロンドンでは地下鉄。しかし、ウィーンには世界が羨むものがあります。それはスノーグローブです。
エルヴィン・ペルツィ3世は、自分の作ったスノーグローブが世界中で何百万個もコピーされていることを少し誇りに思っています。彼の祖父は、最初のスノーグローブを発明しました。そのため、ペルツィ氏のウィーン・ヘルナル区にある工房は「オリジナル・ウィーン・スノーグローブ工房」とも呼ばれています。当時、エルヴィン・ペルツィ一世が手術室用のランプを開発しており、ガラスドームに水を入れて後ろから電球を当てていました。光をより強く反射させるために、初めはガラスの破片を入れ、次に細かい砂を入れました。これが水の中で渦を巻くと、まるで吹雪のように見えました。この手術用ランプからは何も生まれませんでしたが、代わりに新しいビジネスアイデアが生まれました。