魔法の世界、ルマジカ
インスブルックの王宮庭園にある幻想的な光の公園では、光り輝く神話や自然の生き物が登場します。
雰囲気があって、冬の大事な祭典で、瞑想的・・・これがオーストリアのアドヴェント(待降節)です。この時期に都市の有名なクリスマス・スポットを訪れた後は、ちょっと離れたところで新たな感動を発見し、いつまでも心に残る思い出を作ってみませんか?きっと特別な美しい冬の輝きに出会えるでしょう。
冬のロマンチックな雰囲気は誰でもお好きではないでしょうか。グラーツのエッゲンベルク宮殿の新雪が積もる公園に行けば、それが可能になります。壮大なバロック建築を鑑賞しながら、雪の中を踏みしめて歩く・・・ そんな冬ならではの特別な体験ができます。また、建物の歴史をよく知れば、新たな発見もたくさんあるはずです。エッゲンベルク城は17世紀に建てられた建物で、外観は何もかもが見直されています。建築計画の背景には、独創的な天文学的コンセプトがあります。かつてシュタイヤマルク州で最も有力な貴族であったエッゲンベルク家は、自分たちの城が全宇宙を象徴するものであることを望んでいました。そのため幾何学、数学、天文学、占星術などの要素が組み込まれています。4つの角の塔はコンパスの4つの方向と正確に一致しており、365個の外壁の窓は1年の日数を表し、客間の52個の窓は1年の週の数を表しています。
中世のクリスマスマーケットは、今年で10周年を迎えます。小規模ながらも木や陶器、ガラスなどの手工芸品が並んでいます。
2022年2月中旬まで開催中の「グスタフ・クリムト遺作展」では、「扇を持つ女」をテーマにしています。この作品は、2部構成の特別展の一環として、ベルヴェデーレ上宮で紹介されています。
サンクト・ペルテンの観光ツアーは、アドヴェント期間の雰囲気を味わうことができます。星や妖精の光で飾られたバロック様式の家々が建ち並ぶ市庁舎前広場は、特に見応えがあり、多くの町のツアーの出発点となっています。一年中イベントが開催されています。静かに過ごしたい方は、アドヴェントの静かな脇道を散策したり、町のランドマークでもある市庁舎を訪れてみてはいかがでしょうか。
建物自体が発見の旅であり、数千年の時を経て、後期ロマネスク様式のリブヴォールト、ゴシック様式の座席ニッチ(くぼみ)、ルネッサンス様式の碑文を見学することができます。八角形の市庁舎の塔は、16世紀に建てられたもので、長い間、穀倉と武器庫としての役割を果たしていました。現在では、クリスマスに向けてアドヴェントカレンダーに変身し、クリスマスイブまで毎日、別の窓が明るく照らされています。
アイゼンシュタットは、よくハイドンの街と呼ばれています。有名な作曲家ヨーゼフ・ハイドンが、40年以上にわたって宮廷指揮者としてエスターハージー家に仕えていたことも理由のひとつです。
エスターハージィ宮殿では天才音楽家の人生と創造的な世界を紹介しています。18世紀にタイムスリップしたかのような音楽の旅です。巨匠のプライベートや仕事上の資料、フォルテピアノなどの当時のオリジナル楽器も紹介されています。宮殿ツアーでは、王侯貴族の祭礼文化にも触れることができ、特別なハイライトとしてハイドンホールを見ることができます。ヨーゼフ・ハイドンの作品が最初に演奏されたこともある、歴史ある場所です。