オーストリアの都市で心はずむ旅を！

伝統を守り、現代を受け入れる - ウィーンではこれが見事に融和しています。歴史的な宝物を大切に守りながら、常に変化し続ける街。ウィーンは多才で、訪れる人をいつもワクワクさせるものがあります。ウィーンの中心地から少し離れると、ミュージアムクオーターとその後ろにハイセンスなエリアが広がっています。7区と6区には、多くの若いデザイナーやアーティストが居を構えています。スタイリッシュな家具デザインから現代アート、珍しいデザイナーズアイテム、持続可能な方法で生産されたファッションまで、あらゆるものを見つけることができ、ウィーンのショッピングを楽しめます。

ウィーンの街をぶらぶら散策し、新しいものを発見する楽しさを味わってください。日常から離れた場所で、未知のものに出会い、経験を積むことは、建築だけでなく、芸術や文化についても、新鮮で新しい視点を与えてくれます。ウィーンの街では、あちこちと目標なしで歩いても、次から次へと驚きがやってきます。

ヒント：観光のお手伝いをしてくれるのはスマートフォンのアプリ、パーソナルなウィーンガイド「ivie」。有名人の足跡をたどるオーディオガイドアプリで、街歩きをお楽しみください。無料でダウンロードして、さっそく出かけましょう。

リンツでは、自分流に街を歩くことで、気持ちよく心豊かな時間を過ごすことができ、同時に街の歴史についても多くの知識を得ることができます。リンツには、ペストリングベルクやプレシング湖など、よく知られた場所を訪れる9つのテーマトレイルの他、誰もが知らない隠れた素敵な場所へ続くトレイルもあります。リンツの街はずれ、レオンディングにある塔へのハイキングは、とてもワクワクさせられます。これはリンツの旧要塞であるマクシミリアン塔群（1830-1832年）に沿って、静かな通りや小さな森を散策する2時間の周遊コースです。この美しい文化的なハイキングコースは、今もなお多くの人に愛されており、上から見下ろす景色は新鮮です。

レオンディング地区とリンツの中心部にあるドナウ川沿いの遊歩道は、直線距離でおよそ4km離れています。アルスエレクトロニカセンターやレントス美術館など、印象的なランドマークや人気の観光スポットは、その途中にあります。

ヒント：リンツの観光を遊びながら楽しみたい方には、Visit Linzアプリがおすすめです。ツアーでユーザーポイントを集め、市内中心部の数多くの店で商品と交換することができます。

生きる喜びと魅力は、街の見どころであるシュロスベルクやムーア川と同じようにグラーツの一部です。食通の方がゆっくり寛ぐことができる場所といえば、街を一望できる木陰のゲストガーデン、中央広場周辺にある伝統的なカフェがおすすめです。

フライドチキンとお多福豆、根菜とカボチャのシードオイル、チーズとハム、シュタイヤマルク産のリンゴとおいしいワイン。その美味しさは言葉では言い表せないほどで、レストランや、ファーマーズ・マーケットで味わってみてください！

お天気の良い日はピクニックを楽しむこともできます。グラーツでは、多くの公園や隠れた庭園にピクニック用のブランケットを置く場所があります。新たに加わったピクニック場所は、シュロスベルクの麓に佇む民俗博物館の牧歌的な庭園です。

バロック時代から、ザルツブルクの人々は「生きる喜び」と「和気あいあい」を大切にしてきました。そして、それは今も続いています。咲き誇る宮殿の庭園、美しいファサード、魅力的な旧市街はすべて、芸術的な明るさを放ち、旅行者をウキウキとさせると同時に、別の時代へと誘ってくれます。

この街は歴史に彩られた街であるにもかかわらず、あるいは歴史があるからこそ、今、この瞬間を楽しむ術を知っているのです。旧市街の狭い小路を歩き、ザルツァッハのほとりにあるカフェ・バザールでコーヒーを飲み、マックス・ラインハルトがその時代に朝食をとっていたトマセリで楽しいおしゃべりをする。このような小さな楽しみがあるからこそ、都会での生活はとても価値のあるものになるのです。

ヒント： ザルツブルクのあまり観光客の訪れない一角を知りたいなら、新しいテーマ別ルートが喜ばれるでしょう。未知の場所や最も美しい写真スポットへと導いてくれます。バロックの街のクリエイティブな側面への洞察、街の山を越えるルート、教会の街やビール文化に関する情報など、ザルツブルクをさまざまな方向から知ることができます。

インスブルックではスポーツ、旧市街の散策、文化遺産の体験などを最高の形で組み合わせることができます。ある時は山へ、またある時はショッピング街や様々な博物館へと、レジャーの選択肢は多岐に渡ります。

インスブルック王宮を訪れ、この街の歴史を身近に感じてください。皇帝マキシミリアン1世（1459-1519）は、インスブルックをハプスブルク帝国の中心地とし、街を繁栄させました。ヨーロッパの南と北を結ぶ交易都市として、その重要性はますます高まっていきました。南からはワイン、果物、貴重な織物など東洋の品物が、北からはガラス製品、木材、穀物、毛皮、あらゆる種類の武具が入ってきました。例えば、世紀の変わり目（1500年）に建設された有名な「黄金の小屋根」の出窓には、摂政の像が浮き彫りにされています。マキシミリアンは、当時の妻であるビアンカ・マリア・スフォルツァの隣に描かれています。しかし、皇帝は彼女のことをあまり好きではなかったため、最初の妻であるブルゴーニュ公マリアも彼女の隣に石で彫られています。

ヒント（文化）：マキシミリアンを記念して、インスブルック王宮では最先端技術で感動を与える壮大な展示が行われています。マキシミリアンの凱旋行列の3D映像、ダンスや衣装の祭典のアニメーション、インスブルック王宮の建築史のデジタル復元を見ることができます。

ヒント（スポーツ）：高山に興味がない方でも、イン川沿いの渓谷でスポーツを楽しむことができます。イン川沿いの遊歩道には、ランニングコースやウォーキングコース、サイクリングコース、アウトドアフィットネスコースなど、アクティブな都市型レクリエーションが広がっています。散歩道には多くのラウンジ、ベンチ、遊び場、草原があり、ちょっと休息したり、ゆっくり時間を過ごしたりと、戸外活動の時間を楽しんでください。

ルネッサンスやユーゲントシュティール様式の華麗なファサードを持つ中心部の家々、ターコイズブルーのヴェルターゼー湖に直接面したロケーション、そして最後に、南国の快適な気候など、クラーゲンフルトには多くの見所があります。しかし、ごく一部の人にしか知られていない見どころとしては、この街には100以上ある中庭です。そのうち約50の中庭が改修され、見学できるようになっています。

ルネッサンス期のイタリア人建築家を中心に、旧市街のイメージは形作られてきました。目立たない壁の向こうに隠れていることが多い、これらの秘密の宝石は彼らのおかげです。例えば、バンベルガーホーフは、壮大なアーケードの中庭があり、門の奥に見事な建築が見られるとは、ほとんどの人は思ってもいないことでしょう。この建物は、2階建てのアーケード付き中庭とスタッコ天井の部屋を持つ大きな四角形の複合施設です。現在、この建物にはケルンテン州立近代美術館があります。

ヒント：クラーゲンフルトに旅行する際は、ぜひ視点を変えてみてください。なぜなら、この街の美しい景色はひとつではなく、たくさんあるからです。例えば、クラーゲンフルトの地元の山、クロイツベルグルからの眺めです。ここから一番いいパノラマが見られると言われています。ヴェルターゼー湖やカラヴァンケン山は、お勧めの写真のモチーフになります。そして、湖上からは、まったく新しい、違った印象を受けるでしょう。ぜひ、ボートに乗ってみてください。

ボーデン湖畔の街ブレゲンツには、現代的な面と伝統的な面があります。歴史ある旧市街地はオーバーシュタットと呼ばれ、湖畔にはクンストハウス・ブレゲンツや フォアアールベルク美術館が建ち、現代的な雰囲気の文化地区が広がっています。世界最大の湖上ステージを持つ音楽祭ホールもすぐ近くにあります。毎年、夏にはブレゲンツ音楽祭が開催され、何千人もの音楽ファンがここに集います。

ブレゲンツを活動的に楽しみたい方は、高さ1,064mのプフェンダー山までロープウェーならわずか6分、または市街地から直接歩いて行けます。山上からの眺めと、ボーデン湖畔に広がるほぼ無限の広がりは、独特の魅力を持っています。

ヒント：湖畔の遊歩道は、何時間でも歩けるようになっています。その間に、「サンセット階段」、カフェ、あるいは桟橋で一休みし、喉を潤してください。

アイゼンシュタットの エスターハージー宮殿は、ライタゲビルゲの麓にあり、遠くからでも見ることができます。その庭園は、オーストリアで最も美しいもののひとつです。高さ数メートルの木々の下、絵のように美しい池のそば、レオポルディーネ・テンペルのような指定建造物の中で、リラックスするのに最適な場所です。その過程で、美への歓喜のあまり、この世の時間を忘れてしまうこともあります。円形の寺院は印象的で、水面に直接浮かぶ岩の上に立ち、古典的でシンメトリーな柱の配置で佇んでいる。その姿は、まるで古代にタイムスリップしたかのようだ。滝はすぐそばを流れ、生命の源が湧き出る無意識を象徴しているとされる。この芸術の総合体は200年前に作られ、今日に至るまでその魅力を失ってはいない。

テンペルのアイデアとレオポルディーネの像、どちらが先だったのかわかりませんが、確かなことは、この円形のテンペルは、ニコライ2世エスターハージー公が娘のレオポルディーネに贈ったものだということです。ベネチアの有名な彫刻家アントニオ・カノーヴァが大理石の肖像を創りました。1822年には「レオポルディーネ」像は寺院に運ばれ、それ以来、この名前が付けられるようになりました。娘はとても感激し、手紙の中で芸術家に熱烈な感謝の言葉を述べたといいます。

ヒント: レオポルディーネ・テンペルは、写真のモチーフとしても美しく、また、地元の人々にとっても憩いの場所です。歩行者天国がある旧市街には、かわいいお店や個性的なパブや裏庭のゲストガーデンがあります。横丁を覗いてみるのも一興です。

バロック様式の市街地には魅力的な家々やカフェ、パブなどがあり、サンクト・ペルテンの市内観光の人気スポットとなっています。中央広場の周辺には、何世紀も前に建てられた歴史的な建物が建ち並んでいます。特に目を引くのは、この街のランドマークである市庁舎です。厚い壁の奥には、後期ロマネスク様式のリブボールトの天井やゴシック様式の座席ニッチ、ルネサンス様式の碑文、現在の市長室にある1722年の帝国スタッコ天井など、多くのものが隠されています。八角形の市庁舎塔は、その形がユニークです。16世紀に建てられたもので、穀物庫や武器庫として使用されていました。

ザンクト・ペルテンの州庁舎の建つ地区では 、現代に引き戻されます：ここには、フェストシュピールハウスや ニーダーエスターライヒ州博物館といったモダンな建物があり、街の近代的な文化地区となっています。

街のどこからも見える高さ77mの展望台、クラングトゥルムは、47ｍまでリフトや階段で上ることができます。頂上からは街の行政地区や文化地区、またはるか周辺の丘陵地帯まで望むことができ、20世紀にできた、まだ若いランドマークとして特に人気があります。

ヒント：郊外にある湖では、晴れた日にはおしゃれな出会いの場となり、シティライフが繰り広げられます。そのひとつが、フィーホーフナー湖です。ここでは、地元に人々がおしゃべりをしたり、ペダルボートに乗ったり、ピクニックバスケットを小脇に抱えて緑の中を散歩したりと、戸外の時間を楽しんでいます。