ウィーン・ミュージアムのリニューアル・オープン
ウィーンの歴史から芸術、工芸、建築、日常文化まで紹介する、幅広いコレクションを持つウィーン市立博物館、ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツは、3年間の大規模改修/拡張工事を経て2023年12月6日リニューアルオープンしました。
2024年はバート・イッシュル/ザルツカンマーグートの欧州文化首都、オーストリアの大作曲家アントン・ブルックナーの生誕200周年、ベートーヴェンの『交響曲第9番』初演から200年などが主要トピックスです。記念年に関連する都市や場所を訪れたり、オーストリアの魅力を満喫できるテーマやスポットを訪れ、ご自身で体験してみてください。
歴史ある町バート・イッシュルは、ザルツカンマーグート地方の22の市町村とともに「2024年欧州文化首都」に選ばれました。歴史上初めて、欧州文化首都が大都市ではなく、アルプスの田園地帯にやってきます。塩のおかげで繁栄してきたこの地域は、「文化は新たな塩」をモットーに未来に目を向け、魅力的で包括的かつ革新的なプログラムで住民と観光客と共に地域を盛り上げていきます。
2024年はベートーヴェン『交響曲第9番』初演から200周年にあたり、そしてヨハン・シュトラウス二世のオペレッタ『こうもり』初演から150周年となります。
日本で年の瀬の風物詩となっているルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『交響曲第9番』は、1824年5月7日にウィーンのケルントナートーア劇場(現在のホテル・ザッハーの位置)で初演されました。その大部分は、ウィーン郊外の温泉地バーデン・バイ・ウィーンの住居(現在はベートーヴェン博物館)で作曲されたといわれています。ドイツ生まれのベートーヴェンは22歳でウィーンに移住し、56歳で没するまでに『英雄』『運命』『田園』といった名曲を次々に発表しました。2024年はバーデンとウィーンでベートーヴェンの足跡を訪ね、ベートヴェンの音楽をオーストリアで楽しみましょう。
オペレッタはオペラと異なり台詞があり、また踊りも華やかです。洒落た会話や政治風刺が笑いを誘い、人間の感情がストレートに表現され、結末も大抵ハッピーエンドです。『こうもり』の序曲やアリアはコンサートなどで単体で取り上げられるほど好まれています。
ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ『こうもり』は1874年4月5日にアン・デア・ウィーン劇場で初演されました。現在、オペラとバレエを公演するウィーン国立歌劇場で観られる唯一のオペレッタはこの『こうもり』で、大晦日と年始に上演されます。オペレッタの殿堂、ウィーン・フォルクスオーパーでは年末年始の他に、音楽シーズン中にも聴くことができます。
ウィーンはその帝政時代の魅力とライフスタイルで魅了し、世界で最も住みやすい都市としてトップに躍り出ました。グラーツは 地元の 食材を使った創作料理と世界各国の料理であなたを魅了します。リンツは圧倒的なエネルギーであなたを充電し、新たな未来へと導いてくれるでしょう。小さな歴史ある町は 、美食と比類のないもてなしとともに、要塞や城で魅力を放っています。
2020年、ウィーンは世界で最も緑豊かな大都市として認められました。また、2023年、ウィーンは国際コンサルティング会社Mercerによる「生活の質 都市ランキング調査」で再び世界で最も住みやすい都市に選ばれました。その他、英誌エコノミストの「世界住みやすさ指数」およびライフスタイル誌 Monocleの「世界で最も住みやすい都市ランキング」でも2023年に第1位となりました。
ウィーンの歴史から芸術、工芸、建築、日常文化まで紹介する、幅広いコレクションを持つウィーン市立博物館、ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツは、3年間の大規模改修/拡張工事を経て2023年12月6日リニューアルオープンしました。
ウィーン郊外、街中からホイリゲの多いエリアに行く途中にあるハウス・オブ・シュトラウスは、1837年ツォーゲルニッツ・ガーデンパレスとして建てられ、当時のウィーンの上流階級の社交場でした。この建物が2023年10月にミュージアム、コンサート会場、イベントロケーション、レストラン、音楽マスタークラスなどの多機能な施設として生まれ変わりました。
ウィーン美術史博物館、アルベルティーナ美術館、ベルヴェデーレ下宮、ウィーン・ミュージアム、レオポルド美術館など、ウィーンのミュージアムでは2024年も見ごたえのある特別展を用意しています。
近年注目を集めるウィーンの住宅街。ウィーンっ子たちが「グレッツェル(Grätzel)」と呼ぶこれらの界隈は、人々の出会いと交流と創造の場といえます。2024年はメインの観光スポットから少し離れ、人々の暮らしが感じられるグレッツェル地区に足を踏み入れ、ウィーンの違った魅力を探してください。
建築、文化、芸術の豊かな過去の証人である城や皇帝の邸宅、修道院や修道院を見学し、フランツやシシィのような遠い時代や神話を追体験できる古城ホテルに滞在してはいかがでしょうか。
要塞、貴族の邸宅、中世の城はオーストリアの長い歴史の遺産です。今日ではその多くがホテルとなり、芸術作品や往時の伝説の中で、休暇とリラクゼーションの日々を過ごすことができます。 ホーエ・タウエルン国立公園内の何百年も前の城で昔の人々の生活を偲んだり、標高2,000メートルの高地にあるハプスブルク家ゆかりの地の賓客になったり、シェーンブルン宮殿で王族のように眠ったりすることができます。
冬の雪山でも夏の森でも、オーストリアの自然は常にエネルギーの源であり、多くの体験が待っているウェルビーイングの代名詞です。リラックスを愛する人々のために、オーストリアには、温泉、豪華なスパ、パノラマサウナ、オーガニックメニューを備えた、自然との接触に特化した幅広いホテルがあります。
オーストリアでは農家、生産者、料理人はしばしば先祖代々の伝統と知識に基づいて活動しています。同時に、彼らは新しいものにもオープンで、インスピレーションを求めて世界中を旅し、アイディアに満ち溢れて国に戻ってきます。高品質で持続可能な食品を生産し、伝統的なレシピを革新的な方法で見直してゲストに提供しています。
ホーエ・タウエルン国立公園はオーストリアで最も古く、最も大きな保護地域であり、ドナウ・アウエン国立公園はウィーンとブラチスラヴァの間に位置し、ドナウ川が流れる自然豊かな場所です。その他、多くの素晴らしい場所は、「最上級」という形容詞に値します。